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鹿の革靴!? donuts holeの鹿革ダービーシューズを購入した話

今回は、クラウドファンディングサービスのMakuakeで展開している革靴靴ブランド

「donuts hole」の鹿革ダービーシューズを購入したので紹介させてください。

 

 

 

donuts hole(ドーナツホール)さん

donuts holeさんは浅草の靴メーカー、株式会社ソウムさんのブランドになります。

30年以上、国内外のコレクションブランドの企画製造に携わっているメーカーさんのようです。

こちらのブランドは、シューフィッターこまつさんのこちらの記事で知りました。

珍しい鹿革を使ったスニーカーを展開されており、元々注目はしていたのですが、この度ついにドレスシューズを製作されたということで、悩んだ結果ついに応援購入をしてしまいました。

 

Makuakeでの注文

クラウドファンディングでの購入は初めてでしたが、基本的にはネットショッピングと手続きは変わりませんでした。

複数メニューがあり、数量限定で「早割」価格で購入できるようです。今回「超早割」で購入。

購入から約半年で発送となります。

 

鹿革ダービーシューズをレビュー

今回購入したのは鹿革ダービーシューズのブラウン。

予定通り11月に届きました。

 

選んだサイズは③(24.5cm〜25cm)

(画像はMakuakeの販売サイトより)

サイズは最後まで悩みました。普段はUK5.5(24cm)の革靴を履くことが多いので③だと少し大きい可能性があったためです。

ただ、サイズ展開のうち、①〜③は女性向けの細めのラストということで、足長に合わせた③にしました。

 

結果的にはこのサイズでちょうど良かったかなと思います。後ほどサイズ感についても記載します。

 

外観

購入直後に写真を撮っていなかったため、すでに数回履いた後の写真になります。ご了承ください。

カラーは濃いめのダークブラウン。

自然光の中だとほぼ黒に見えますが、ちゃんとブラウンです。

 

牛革と違い、きめ細やかで柔らかいシボ感が特徴的です。シンプルなプレーントゥのダービーシューズなので、革の質感が非常にわかりやすいです。

 

縫製も丁寧にきっちりとされている印象です。

 

コバ周り。少し張り出したコバも無骨な感じでいいですね。綺麗な鹿革とのギャップがあります。

 

外羽根の部分はパイピングがされており、靴紐を通す穴にはきっちりハトメがついています。丁寧な作りです。

個人的には写真で見た時よりもパイピングの色が明るく感じました。もう少し濃い色の方が好みではありますが、カジュアルに履くことを考えると、これはこれで可愛らしいのかなと思います。

 

かかともしっかりと補強されており、履き口にはクッションも付けられています。

既成靴では抜けてしまう感覚があるものが多いもの。フィット感を高める一工夫ですね。

 

 

インソールももちろんヌメ革。通気性抜群です。

 

 

ちなみに取り外しも可能で、好みのインソールに差し替えできます。

 

 

アウトソールはビブラムのガムライトソール。

通常のラバーソールよりも軽く、柔らかいのが特徴です。

製法はボロネーゼ製法という方法で底付けされており、返りの良さが特徴のようです。

 

 

靴全体を通して見て、「歩く」ということに非常に特化した靴だなという印象です。

 

鹿革をアッパーに使用しているのもあり、非常に軽量で柔らかい。

また、インソールのカスタム性、丈夫で軽いビブラムのガムライトソールを柔らかなボロネーゼ製法で。という、これでもか!と痛くない、歩きやすいスニーカーのような履き心地を目指した革靴だな、と感じました。

 

 

履き心地

肝心の履き心地ですが、

え、スニーカーより歩きやすい?!やわらか!!

これが第一印象です。

 

革靴といえば、固くて重い印象がありますが全く真逆。外観のレビューでも触れた通り、柔らかくて軽い。履き慣らしは全く必要ありません。

初日から丸1日歩きましたが、痛みはほとんどありませんでした。

(唯一左足の中指と薬指が擦れて血豆ができてしまいました。これは私の歩き方のクセでもあります。)

 

サイズ感

今回のサイズは③(24.5cm〜25cm)。

私の普段の革靴のサイズは

日本のメーカーのものでは24cm

英国などの海外メーカーのものでUK5〜5.5(24cm程度)

になりますので、ちょうどもしくは少し大きめになると思います。

 

このサイズにした理由は、もうひとつ下のサイズだと23.5cm〜24cmの方向けのものであること、③サイズは女性向けの木型であることを考慮したためです。

 

私の足の長さは24.5cm程度なので、サイズダウンするとつま先が窮屈になりすぎる可能性がありました。

実際のサイズ感としては、長さはぴったり、幅は少しゆとりがあるかな、という感じです。 

 

幅に関してはEウィズ。既成の靴はだいたいD〜Eウィズだと思いますので一般的かなと。

 

今後、沈み込みなどがあればインソールを少し厚めのものに変えるか、タンパッドを貼ってサイズ調整をしてもいいかな、と思っています。

 

このサイズをおすすめする方は、普段の革靴が24.5cm、スニーカーで25cm程度の方かなと。基本的にはサイトに記載のサイズ感で問題ないと思います。

日数など条件はありますが、届いてからのサイズ交換も可能なようです。

 

メンテナンス

日常のメンテナンスはブラッシングと乾拭きで十分だと思います。今回は履く前にデリケートクリームで保湿をしてから使用しました。

 

雨が降った場合でも、鹿革は通気性が良いのできっちり乾かせば全く問題ないと思います。(雨の染み込みはありました。)

 

また、donuts holeさんでソール交換のアフターサービスもしていただけるそう。

街のお直し屋さんに持っていくよりは手間ですが、純正のお直しは魅力的ですよね。しっかりお任せできそうです。

 

まとめ

今回はdonuts holeさんの珍しい鹿革の革靴を紹介させていただきました。

靴をネットで購入することに少し勇気はいりましたが、サイズもちょうど良く満足できる結果となりました。

 

鹿革は牛革よりも高価なことを考えると、この価格で本当にいいのか、と思うくらい作りもよく、歩くことを考えられている靴だと思います。

普段履きの革靴が欲しいけれど、足が痛くなるから嫌だ、という方や、良いものを修理しながら長く使っていきたい、という方は今後要チェックだと思います。

 

次回は栃木レザーのスニーカーや、サイドゴアシューズの展開もされるようなので、私もくまなくチェックしたいと思います。