①に続いて、田舎でのお洒落に対する私の考えを書いていきたいと思います。
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フランス人の暮らしから考える自分軸
いきなりですが、最近フランス人の暮らしに関する本を読む機会が増えました。
その本の中の人々の暮らしを見ていると、ずいぶんと自分なりのスタイルを持っている方が多いな、という印象があります。
もちろん書籍の中で出てくるくらいですから、美化された部分も多いと思いますが、それでも根底がなんだか違うなあと感じさせられます。
それは何故なんだろう、こういう暮らしがしたいよね
そんな話を妻ともしていたのですが、ファッションにも通ずるヒントがありそうだよね、と話をしていました。
1つの理由はやっぱりフランスは革命で社会が大きく変わった国ですから、「自分(たち)で決める」という意思決定が昔から重要だったのではないか、ということです。
フランス人は10着しか服を持たないという本の中でも、バイキングでも普段通りの食事をする、というような記載がありますし、生活にも表れているのかなと。
「自分はこうです」と言えるようになるには、自分で選んで決めないといけない、人の受け売りでは説得力がないですよね。
日本は島国で、みんな同じようにして生きてきたところがあると思うので、どうしても周りの意見に流されることもありますよね、私もそうです。なのでなかなか自分軸が出来にくい。
自分軸がある人は、流行がどうとか、ブランドだとか、そういうものではなくて、自分はこれで行くんだ
という決定を繰り返して積み重ねてきた人なのではないかなと思います。
私の祖父から考える自分軸
今度はいきなり超個人的な話ですが、いち一般市民のスタイル、というところで行くと、ふと祖父のことを思い出しました。
私の祖父は田舎で生まれ、農家として一生を田舎で過ごした人でした。
そんな祖父は普段は土や泥にまみれた格好だったのですが、いざ出かける時になるとスラックスに履き替え、必ずカッターシャツを着ていました。
品質は良いものではなかったかもしれませんし、おそらくオーダーなんかではない、普通のシャツにスラックス。
なんて古臭いんだろう、と当時は思っていましたが、それでもなんだか決まって見えました。
やはりそれも祖父自身で選んで決めたスタイルだったからなのかな、と今では思います。
私なりの自分軸
この他にも、著名人やウェルドレッサーと呼ばれる方を深掘りしていけば、その人のスタイルはこうだ。というのは色々考察できるのかなと思います。スーツ、クラシックスタイルの分野であれば、赤峰幸生氏や白洲次郎氏、ウィンザー公などなど…
それも楽しいですが、一旦、私なりに、田舎で暮らす上での自分軸、を考えていきたいと思います。
田舎は良い意味でも流行とは少し離れたところにいます。
だからこそマイペースに、長く積み上げていけるという利点があると思います。
ではどういったものが良いのか、と突き詰めていくとやはり「今も変わらず続いているもの」「普遍的なもの、こと」になるのかなと。
一目見た印象は、パッとしない、野暮ったいものかもしれません。ですが、田舎は元々パッとしないのが良いところです。
だからこそ、この先5年10年と続けた時に大きく変わっていないものを少しずつでも集めていくことができるチャンスなのかな、と思います。
そして、次にそういったものを「自分で選ぶ」ということを続けていく必要があると思います。
初めのうちは経験も少なく目が肥えていないので失敗もあるかもしれません。それを振り返った時に、あの時はベストと思った選択もまだまだ若かったな、と感じることもあるでしょう。
でもそうやって、自分なりの選択によって得られる経験自体が自分軸を強くしていくのかな、と思います。
田舎のデメリットとしては、特に周りの方との距離も近く、少しでも違うことをすると色々な反応が返ってくることが多いところです。
そういった反応をポジティブに脳内変換しながら積み上げていく、ということができるようになるのは必須スキルかもしれません。
それができれば少しずつ自分軸がしっかりした人間になれるのかな
と思います。
まとめ
今回もとりとめなくつらつらと書いてしまいました。③ではどうやって普遍的なものを積み上げていくか、ということについて書いていこうかな、と思っています。
以上です。ありがとうございました。