今回は、先日の手放したものの記事とは打って変わって、長年愛用しているアイテムを紹介したいと思います。
本格的な革靴に興味を持ち始めてすぐに購入したもので、はや10年の付き合いになります。
SCOTCH GRAIN
スコッチグレイン。リーガルと並ぶ
日本の革靴メーカーです。
型押しのレザーであるスコッチグレインレザーが名前の由来となっています。
ひとまず周りの人に革靴を勧めるときに、必ずといっていいほど名前が挙がるブランドだと思います。
スコッチグレイン ストレートチップ
今回紹介するのはこちら。ノーマルなストレートチップです。
冠婚葬祭、とりあえず持っておけば困らない
そんな便利なやつです。
購入したのはアウトレットの初売りでした。
2足20,000円くらいの福袋の絶対入ってる方の1足。
もう一方の方は茶色のストレートチップだったと思いますが、手放してしまいました。
サイズ
24.5cm ウィズはE
スコッチグレインは基本的にEか3Eの展開のイメージです。中には2Eのものもあったと思いますが、D以下のウィズは見かけない印象です。
サイズ的には少し大きめになります。試着はしたものの、やはり初めての革靴ということで、マイサイズをきちんと把握できていませんでした。
もし今買うなら24cmのものを買うと思います。
参考程度ですが、私の足長は24.3cm程度です。
デザイン
デザインは改めて、内羽式のストレートチップ。
少し爪先、ノーズは長めでしょうか。
スッキリとした印象です。
インソールの金文字が格好いいですね。
個人的に好きなところです。
爪先にはいつかぶつけた時の傷があります。
クリームで騙し騙しやっています。
横から。スコッチグレインは総じて甲の部分が高めですよね。薄い私には少し辛いところ。
タンパッドを貼って調整しています。
ソールはハーフラバーソールを貼っています。
かかとの部分は純正で、スコッチグレインの刻印があります。
こういった部分までこだわりがあるというのがいいですよね。
良い点
・価格の安さ
アウトレットなら2万円台から、正規品でも3万円台で本格革靴が手に入るというのはすごいことです。
しかもグッドイヤー製法。修理可能です。
かくいう私はまだ10年でオールソールしていません。
・丈夫さ
オールソールの件もそうですが、全体的に造りが良いです。低価格帯のものでも手を抜いていない印象です。
そのため、普通に履いている限りは大きな壊れ方をしないのではないかと思います。
価格の高い靴で、見た目の良さや履き心地などを重視するあまり、耐久性がないものがある中で、スコッチグレインは質実剛健なものづくりをしていると思います。
・バリエーションの豊富さ
ストレートチップをはじめ、世の革靴のデザインのものは一通り揃っていると思います。
そして、サイズ展開も足の小さな方から大きな方まで対応できるサイズ展開です。
・革質の良さ
もちろん10万円を超えるようなものとは比べられませんが、私の靴は2足2万円とは思えない革質の良さです。革特有の血筋やトラといった傷はありますが、磨けば光る、良い革だと思っています。
気になる点
・サイズ感
一番気になるのはここでしょうか。
やはり、昔ながらの木型のものなのか、全体的に造りが大きいです。最近の方は私も含め、甲薄、幅狭の方が増えていると思うので、長さは合うけど大きいなあ、でもサイズを下げるとつま先が痛いと感じる方も多いかもしれません。
・踵が大きい
これも上記のサイズ感と重なる点ですが、他のメーカーのものと比べると踵の作りが特に大きいと感じます。
全体的な木型そうですが、やはり踵が大きいとパカパカしてしまい、気になってしまいます。
まとめ
いかがだったでしょうか。今回は、私が10年愛用している革靴を紹介しました。
たくさんの革靴を経験する中で、今はいろいろと思うこともありますが、この靴は手放さないだろうなあ、と思います。
初めて大事な会議に履いたのもこの靴でしたし、結婚式の時もこの靴で臨みました。
質で言えばもっと良い革靴はありますが、自分にとっての特別な靴はこれだなあ、と感じるそんな一足です。
そう思えるのはやはり、たとえアウトレット品でも丁寧な造りの靴をされているからなんだろうな、と思います。
長くなりましたが、読んでいただいてありがとうございました。