今回は、私が愛用しているTricker's(トリッカーズ)のブーツについて紹介します。
Tricker's
イギリスの革靴の名門ブランドのひとつです。
創業190年を超える老舗のブランドでもあります。
日本では、バートンやモールトン、ストウといったカントリーシューズのモデルが人気ですよね。
王室御用達の称号ロイヤルワラントを授かっていることや、「ベンチメイド」と言われる1人の職人が最初から最後までの工程を1人でこなして靴を作り上げる工法がトリッカーズの魅力として挙げられることも多いです。
Tricker's Outlet
そんな人気なトリッカーズに公式アウトレットが存在するのはご存知ですか?
私も靴好きの友人に教えてもらうまで全く知りませんでした。
https://trickersfactoryshop.com/
それはファクトリーショップの中にあります。
sample and past seson shoes and bootsのコーナー
サンプル品や過去のシーズンのものが割引されています。
私が購入した当時(6年ほど前)は、tricker's outlet.com のようなURLだった記憶がありますが、ページが統合されたんでしょうか。
価格は?安い?
価格に関しては、物によっては定価の半額くらいで買えてしまいます。ブーツで6万円くらい。
マイサイズがあれば、買いだと思います。
変わったモデルがたくさんある
ページをのぞいてみるとわかりますが、サンプル品なども多いため、普段日本で見るような定番の仕様のものは少ないです。
その代わり、ミュージアムカーフ、グレインレザーなどの珍しいレザーのものや、珍しいカラーのものがたくさんあります。
注意点
サイズに限りがある
一点ものなのでサイズは限りがあります。
特に小さいサイズだとソールドアウトの場合が多いです。
関税や送料がかかる
革靴を輸入すると関税や送料がかかります。
私が購入した時で10,000円くらいだったでしょうか。
靴本体だけの価格で舞い上がってしまうと思わぬ支出になることも。、
Tricker's STOW
私の所有する靴は、トリッカーズのストウというモデル。
ストウ自体はモールトンと並んで、トリッカーズのアイコン的な存在のブーツです。
エイコンアンティークというカラーのこの佇まいのブーツ、一度は目にしたことがあるのではないでしょうか。
ちょうど私が革靴、特に英国靴に興味を持ちだしたころだったので、百貨店では10万円弱。
しかもマイサイズ(UK5程度)は取り扱いが少なく、購入前提のお取り寄せになるとのことでやってられないよ!となっていた時に見つけたものです。
ディテール
レザー
何と言っても特徴はこの革、レザーにあります。
トリッカーズといえば、硬く、馴染まない、分厚い丈夫な革で造られているものが一般的です。
ですが、こちらは柔らかいシボ革(型押しのレザー)です。
サイトを見ていた時から、あれ、この革柔らかそうだな、というのが伝わってくるくらいでした。
柔らかいですが、しっかりとした厚みがあって、丈夫なことがわかります。
カラー
色味はTanというカラーで、やや黄味かかった茶色です。また、購入当初から元々色ムラがあり、それがとてもシボ感とマッチしていると感じています。
とても好きな色ですね。
大きな穴飾りのウィングチップ
つま先やかかとにむけて、大きな穴飾り(ブローグ)が施されています。
この荒々しい、粗野な雰囲気が、カントリー!という感じがしてとても良いな、と感じます。
ソール
ソールは二枚重ねのダブルサール、そして底はダイナイトソールが装着されています。
レザーソールのものももちろん展開はありますが、天候を気にせずガンガン履ける、という点でもラバーソールはうってつけだなと思います。
その他の角度から
横や後ろからはこんな雰囲気。
トリッカーズのカジュアルな雰囲気に柔らかさがプラスされてとても良い雰囲気ですよね。
ブーツの内側には手書きの文字が。Church'sもこんな感じですよね。
サイズ
サイズはUK6。私の足長は24.3cmくらいなので、少し大きめのサイズです。
トリッカーズ自体が大きめのサイズなので、本来のサイズとしてはUK5か5.5かなというところ。
対策としてシダスのシティという薄いインソールを入れて履いています。
本来、革靴にインソールを足すと、脱げやすくなってしまうところ、ブーツタイプなのでそんなことも全く感じることなく履けています。
ストウの良いところ
カジュアルなコーディネートにぴったり
元々が農作業などに使われていた靴。そのためカジュアルな装いにぴったりです。
スニーカーでもない、ドレスシューズでもない、程よい品の良さとカジュアルさが魅力です。
何と言っても丈夫
革も丈夫、造りも丈夫、雨や傷どんとこいなところはストウならではだな、と思います。
履いてみるとわかりますが、ソールの減りによる補修はあったとしても、靴として壊れるのは想像できないほどのタフさを感じます。
ストウの気になるところ
重い
堅牢な造りであること、ブーツであることから結構重みがあります。
長時間歩いていると、疲れを感じることもあります。
造りが大きい
靴自体の造りが大きめだと思います。
それは靴部分だけではなくて、筒部分の造りも含まれます。
紐でギュッと締めると履けてしまうので、大きな問題ではないですが、足首が細い人だと結構余る感覚はあるのかなと思います。
コーディネート
こちらの靴を使ったコーディネート。
基本的には雨用の靴として、またはカジュアルコーディネートに合わせる用としての出番が多いです。
雨は弾きませんので、大雨だと染み込んでしまいますが、やはり元々はカントリーシューズということもあり、ガンガン履いても気にならない、というのがとても便利ですよね。
まとめ
いかがだったでしょうか。今回は、トリッカーズのアウトレットで購入したストウを紹介しました。
私の所有の中で古株のものになりますが、まだまだ元気に活躍してくれています。
ちょっと人とは変わったものが欲しいんだよな、という方や、安く手に入れたいという方はぜひチェックしてみてください。
以上です。ありがとうございました。