今回は、少しマニアックな話になりますが、スラックスの裾幅について書いていきます。
裾幅って気にしたことありますでしょうか。
私は靴に興味が湧くまで意識したことすらありませんでした。
そして、SNSで沢山の革靴好きな方、スーツ好きな方のポストを見るようになって気になったことがあります。
裾幅細すぎな人多くないか?ということ
SNSをみていると、ファッション、特にスーツ好きな方はイタリアのスタイルの方が多くいらっしゃると感じます。
また、革靴好きな方のポストを見ると、靴全体を映すために、スッキリとした足回りのスラックスの方が多いな、と感じます。
だいたいみなさん17cm〜18.5cm
この辺りではないでしょうか。
ただ、このくらいの裾幅が流行ったのはコロナの前、今から約5年以上前ではないかな?と思います。
裾幅が細いメリット、デメリット
メリット
足元は綺麗スッキリに見える
靴をアップにして写真を撮るとわかります。
ものすごく靴が綺麗に撮れるんですよね。
写真映えする、とも言えます。
デメリット
時代を感じる
これは前述のトレンドの話ですが、細い裾幅のスラックスやスーツが流行ったのは数年前。
今は流行遅れになりつつあります。
足が短く見える
これは全身の写真、顔からつま先までの写真を撮るとわかります。
理由は裾幅が細いと股上、股下も短くしないとバランスが取れないためです。
そういったスラックスは、ジーンズのように股上が浅くなり、股下はアンクル丈のような長さになります。
このバランスというのは、足を長く見せる方法と真逆になる、と考えています。
足を長く見せるには、簡単に言えば股上は深く、しっかりと長さがあるスラックスを選ぶ方が良いです。
靴が大きく見える
裾幅が短いと、自然と足は細く見えて、靴の見える面積は大きくなります。
相対的に足、靴が大きく見えてしまいます。
極端に言えばマクドナルドのドナルドみたいな感じです。
裾幅の太さの比較
上は裾幅18.5cmのもの。
下は裾幅22cmのものです。
履いている靴は同じですが、見え方が違うことがなんとなく伝わりますでしょうか。
裾幅だけでこれだけ違ってきます。
SNS映えもいいけれど、現実でも格好よくいきませんか?
私はいつも、SNSで靴好きの方で、細身のパンツと合わせているのを見るたびに
もったいないなあ、と思ってしまいます。
靴を魅せるために、全身のシルエットがアンバランスになっている気がしてしまいます。
靴も大事ですが、やはり一番大事なのはそれを履いているその人自身だと思います。
靴だけが目立つのではなくて、その人自身が魅力的に映るサイジングの方がいいのではないかな、と感じます。
まとめ
いかがだったでしょうか。今回は賛否両論ある話題かもしれません。
好みや目指すスタイルが大きく分かれるところだと思いますので、これが正解です!というものはないと思っています。
また、私が伝えたいことは、今の流行が太めのサイジング、オーバーシルエットですよ、ということではありません。
現実で見た時の全身のバランスも大事ですよ、ということです。
私自身細身、丈の短いスラックスを好んでいた時期がありました。
でも、それは私自身を格好良く見せてくれるものではなかったな、と感じています。そのため、私はこういった考えを持っています。
今まさに、ジャストサイズを模索しているところなので、偉そうなことを言える立場ではないかもしれません。
そして、自分のスタイルはこうなんだ!と貫かれている方を否定するつもりもありません。その人のスタイルとして完成されていることは、とても格好良いことだと思いますので、ぜひ続けていただきたいと思っています。
以上です。ありがとうございました。