田舎暮らしでクラシック。

30代から始める一生もののワードローブ作り

マキシマリストだった私とミニマリストだった妻 正反対のふたりが仲良く暮らすための工夫 

今回は、ものを所有することに対する考え方について、私たち夫婦の経験を基に今思うことを書いていきます。

マキシマリストの私 ミニマリストの妻

私と妻は、出会ったころはものに対する考え方が全く違いました。

 

お互い極端ではないものの、

私:マキシマリスト(好きなものに囲まれて過ごしたい)

妻:ミニマリスト(最低限なもので丁寧に暮らしたい)

でした。

 

私がミニマリストな妻に驚いたこと

私は一緒に暮らし始めて、妻の生活に驚いたことがあります。それは

・物への執着のなさ

・定期的な断捨離が行われる

です。

物への執着のなさ

私は旅行に行った時の記念品や家族や友人からのプレゼントなど、自分が購入したものだけでなく、いただいた物についても、なかなか捨てる決断ができません。

申し訳なく感じてしまうのです。

対して、妻は特に「使う」「使わない」の2択に重きを置いていて、「使わない」と判断したものは、どんどんと捨てていけるタイプでした。

 

私は、なんてものに執着がないんだ、そして、愛着というものはないのか?!

と衝撃を受けたものです。

 

定期的な断捨離が行われる

また、暮らしの中で、持ち物の断捨離が行われることもありました。

年に1回とかではなくて、数ヶ月に1回のペース

ものが多くてイライラしてしまう、と持ち物を全部出して、

いる、いらないと分別を定期的に行っていました。

私としては、全然片付いているし、全然ものも多くないのにな、と思いながら整理をしていたものです。

妻がマキシマリストの私に驚いたこと

逆に、妻が私と暮らす中で驚かれたことがあります。それは

・ものを捨てない(捨てられない)

・ものに対する記憶がありすぎる

ということ。

 

ものを捨てない(捨てられない)

私は、私の家族も含めて本当にものを処分しません。

前述の記念品やプレゼントも、見もしないものでも、棚に並べてずっと置いていたりします。

また、洋服なども、「いつか着るかもしれないから」と取っておく始末。

妻にとっては驚きだったようです。

そして「せっかく置いておくなら綺麗に並べて、手に取れるように整理すれば良いのに」とも思っていたといいます。

 

ものに対する記憶がありすぎる

また、私はものに対して覚えていることが多いそうです。

例えば、

「これはいついつ、〇〇さんに△△記念でもらったものだよ」とか

「これは〇年前にこういう気持ちで買ったものなんだよ」

というように、思い出がものと共に残るタイプでした。

そんな話をするたびに、よく覚えているものだと驚かれていました。

 

一緒に暮らす中でお互いに変わったこと

私も妻も、程よい距離感で「もの」と付き合えていると感じます。

私が変わったこと

・家のものを一部断捨離した

私は妻に「大事なものならもっと綺麗に整理して飾ればよい」と言われた時に、ハッとしました。

確かに、私が今現在大事にしているもの(例えば洋服)などは、大事にケアしながら使用しています。

ですが、過去の記念品などは「思い出があって捨てられないだけ」のものも多かったのです。

 

捨てるとものを大事にしていない、と思うのが嫌で置いていただけなもの

 

そういったものを、ひとつひとつ思い出を振り返りながら、今の自分には必要ないな、と思うものを処分していきました。

今までありがとう、という感謝の言葉をかけながら、一つずつ確認していきました。

ゴミ袋にすると10袋くらいはいったのではないでしょうか

初めは全く乗り気ではなかったものの、片付けると部屋だけでなく、心もスッキリしたのを覚えています。

自分の想像以上にたくさんのものに囲まれていたんだな、ということを改めて認識した一幕でした。

 

妻が変わったこと

・「綺麗な収納」にこだわらなくなった

私からみていて、妻が、ものが多い!捨てたい!と感じる時には、整理が付いていない時だと思っていました。

SNSなどの収納術を見るのも好きだし、収納グッズを買うのも好きでした。

ですが、やはりそこはSNSと現実のギャップがあり、うまく手持ちのアイテムが収納できなかったり、そもそも家のスペースにうまく収納グッズが収まらないことも。

綺麗に収納するためにあるはずのグッズたちに、悩まされていました。

そんな時に、ある一冊の本に出会い、「もとに戻すこと」「スペースを無理に埋めないこと」

に重きを置く考え方に変わりました。

その結果、「綺麗な」収納でなくとも、整理がついている、そういうレイアウト、心境に変わったように見受けられました。

 

今の私たちのスタイル

私も妻も、もののあり方について、考えが深まったことで、いまは「ちょうどよい」スタイルに落ち着いたと感じています。

例えば

・ものを買う時には、手放すものがないかも一緒に考えるようになった

・心から良いと思うものを集めるようになった

などです。

 

ものを買う時には手放すものも考える

これは私が変わったことです。今まではコレクションを溜める一方だったのですが、断捨離を経て

「手放すことが悪ではない」と考えることができるようになりました。

もちろん思い入れがあって、どうしても置いておきたい、というものはありますが、

出番の少なくなる子はいないか、と考えることができています、

結果的に、タンスの肥やしになるよりも、他の人に譲るなどして、活躍の機会が増えた方が良い

と今は思っています。

 

心から良いと思うものを集める

これはどちらかといえば、妻の変わったところです。

今までは、コスパや見た目、一つでなんでもできるマルチツール的なものを使っていた彼女ですが、

ものに愛着を持つ考えに理解を示してくれて、例えば食器などはお気に入りの作家さんのものを買うなど、心から大事にできるものを集めるようになりました。

 

おかげで、こだわりの収納グッズに元々妻に備わっていた収納術も相まって、綺麗に収納されている上に、手持ちのアイテムがお気に入りのものが増えてきた

 

という双方仲良しな結果になっています。

 

まとめ

いかがだったでしょうか。今回は、ものの集め方、持ち方について、私たちの経験を基に記事を書きました。

意外と人それぞれ考え方が違って、他のご夫婦でも揉める要素にもなってしまいがちなところだと思います。

 

ですが、きっとお互いの考え方については、それぞれ良いところがあって、直した方が良いところもある、と思います。

なので、ぜひ同じ悩みを抱えている方は、なぜわかってくれないんだ!と相手に怒りをぶつけるのではなく、

この記事を参考にしていただいて、腹を割って話してみていただきたいなと思っています。

 

みなさんの参考になれば幸いです。

以上です。ありがとうございました。