今回は、スラックスの選び方について書いていきます。
最近はクラシック回帰、なんていう言葉があるように、トレンドとしてはロゴどんのTシャツやハイテクスニーカーなどのものから、
少しずつスーツスタイルをはじめとしたクラシックな着こなしに注目が集まっているようです。
そのため、大人っぽく見えるスラックスの需要も高まってきていて、選び方に困る、という方もいらっしゃると思います。
そんな方の参考になれば幸いです。
スラックスのタックとは?
今回は、タックに焦点を置いて考えたいと思っていますが、そもそもどういう意味なのか、改めて振り返ります。
タックとは、スラックスの前部分にあるヒダのこと。

1つであればワンタック、2つであればツータック
と呼びます。
タックがあることで、生地にゆとりが出るため、動きやすさがアップします。
逆にシルエットとしては太めのシルエットになるものが多いです。
タックはださい?
一昔前は、ツルツルピタピタのパンツが流行っていました。

その頃はノータック、というタックのないスラックスが流行っていたため、
タック入りなんておじさんくさい、とかタック入りはダサい、なんて言われていました。
確かにタック入りのパンツを履いていたのはおじさんばかりだったことは事実です。
今、世の中を見てください。
ワイドパンツが覇権を握り、土管のようなシルエットのパンツを履いている方もいます。

結果的にツータックのような仕様のスラックスも普通に見かけるようになりました。
むしろ今は、ノータックなんて、アンクルパンツなんて、という風潮になりつつありませんか?
タック入りはダサくない、むしろおしゃれ!という方向になってきていると思います。
流行は変わりますから、そうなると周りの人の評価も180度変わってしまうんですよね。
そもそも、スラックスはタック入りが基本だった
先述で、流行だ!なんて話をしましたが、そもそものスーツはタック入りのスラックスが基本でした。
ノータックのパンツは、カジュアルなシーンで使われていたものなんです。
とはいえ、今の時代はジーンズやチノパンに慣れてしまったことで、
ノータックの方が当たり前な時代になってしまっていると思いますが、クラシックなスタイルではタック入りが基本だった、ということは知っておいていただきたいです。
トレンドに流されないスラックス選び方
先述のとおり、ここ5年から10年の間に、スラックスのトレンドは大きく移り変わってきています。
ただ、毎年トレンドを追いかけて、アイテムを買い直すのも大変です。
トレンドに流されずに選ぶにはどうすれば良いのでしょうか。
・お尻が綺麗にストンと落ちるジャストサイズ
・1タック以上のゆとりのあるものを選ぶ
この2点を意識すると、時代に流されないスラックス選びができると思います。
・お尻が綺麗にストンと落ちるジャストサイズ

以前、クールビズの注意点として、後ろ姿を意識すべし!という記事を書きましたが、
そこでも触れています。
スラックスの基本はお尻で合わせると間違いありません。
タイトすぎず、大きすぎない、ストンと真下に向かって落ちるシルエットが理想です。
それがあなたにとってのジャストサイズです。
1タック以上のゆとりのあるものを選ぶ

これはスラックスの基本がタック入りであることに由来します。
ノータックのものは、チノパンやジーンズなどのカジュアルなパンツに任せておけば良いです。
わざわざスラックスまでタイトなものにする必要はない、と思います。
どうしてもサイズが合うものがなければオーダーも視野に
上記2つのポイントを踏まえて、いざスラックスを探しにお店に行っても、なかなかこれ、というのが見つからないことがあります。
ウエストであったり、肉のつき方であったり千差万別なので、どうしても選ぶのが難しい。
そんな場合はいっそスラックスだけオーダーというのもありです。
スーツだとかなりお高くなりますが、国産の生地であれば、既製品と変わらないお値段、もしくはそれ以上にお安く手に入ることも。
オーダーについての失敗談も過去に書いています。
ぜひご覧ください。
まとめ
いかがだったでしょうか。今回はスラックスの選び方について、タックに焦点を当てつつ、選ぶポイントを紹介しました。
私も過去、ツルピタパンツを好んで履いていた時期がありますが、正直今では恥ずかしくて履けません。
とはいえ、最近のワイドパンツも飽きてきて、ジャストサイズに収まった経緯があります。
ぜひ皆さんも、トレンドに左右されないスラックスを選んでみてください。
以上です。ありがとうございました。