今回は、シャツのボタンについて、どこまで開けて良いのか?マナー的にはどうなのか?
を紹介します。
- そもそも、シャツの第一ボタンはどこ?
- シャツの第一ボタンはあけていい?留めるべき?
- 第一ボタンはあけない方が良い理由
- どうしても胸元をあけたい場合には、そういった仕様のシャツを選ぶ
- 合わせて読みたい
- 私のシャツのコーディネート
- まとめ
そもそも、シャツの第一ボタンはどこ?
シャツの第一ボタン、と聞いて、どのボタンを思い浮かべますか?

上の画像を見ていただくとわかりますが、第一ボタンは「台襟ボタン」のひとつ下。
つまり、ネクタイを取った時によく外す、一番上のボタンは「第一ボタン」ではない、ということです。
私も過去は知らず、台襟のボタンを第一ボタンだと余っていました。
意外と知らなかった方も多いのではないでしょうか。
シャツの第一ボタンはあけていい?留めるべき?
さて、暑くなりクールビズスタイルでお仕事をされる方も増えてきていますが、皆さんどこまでボタンをあけていますか?
台襟のボタンだけ外している、という方もいれば、第一ボタンまで外しているよ、という方もいらっしゃると思います。
ビジネスシーンにおいて、どこまで開けるのが正解か、私は、第一ボタンは留めたほうがよいと思っています。
第一ボタンはあけない方が良い理由
日本人で似合う人が少ない
理由はシンプルに、似合う人が少ないないからです。

第一ボタンを開けられる方は、イタリアのスタイルがお好みの方が多いと思います。
上の画像のような雰囲気ですよね。
私が普段考えているのは、「自分に似合うかどうか」です。
例えば私であれば、顔や雰囲気からすると、第一ボタンをあけるスタイルは似合わないと思っています。
イタリア人のようにガタイも良くないですし、顔も良くありません。
地味な顔立ちなので、仮にあけたとして、全く色気を感じません。
そして、私が周りの方を見ていて、第一ボタンをあける着こなしをしていても、格好良いな
と思える人は日本人ではほとんどいらっしゃらないと思っています。
やはり、理由は顔立ちや雰囲気が、イタリア人のような華やかな方が少ないと感じているためです。
きっと、中には憧れの方がいて、その人の真似をしたい、ということから、そういった着こなしをされている方もいらっしゃると思うので、
最終的には個人の考えで着れば良い、とは思いますが、仕事の場面などではあまり第一ボタンはあけないほうが良い、と思います。
シャツからインナーが見えるのは格好悪い
第一ボタンまで開けた場合、結構胸元が開きます。
たとえVネックのインナーだったとしても、胸元からインナーがのぞいてしまう、ということがよく起こってしまいます。
いくら本人が格好良い、と思っていたとしても、インナーがチラチラと見えてしまうと途端に格好悪くなってしまいます。
もちろん、首元が深いインナーを着れば解決できる話ではありますが、わざわざインナーを工夫する人は少ないのではないかな、と思います。
きっとそこまで気が回る方であれば、この記事を見ずとも、素敵にシャツを着こなしている人だと思います。
ビジネスの場に色気はいらない
そもそも、ビジネスシーンにおいて、余計な色気は不要です。
そういったお仕事をされている方ならまだしも、会社でお勤めの方で、取引先に伺う時に胸元のあいたシャツを着ていかれますか?
きっと答えはNoだと思います。
SNSを見ていると、そういった着こなしの写真をあげている方はいらっしゃいますし、格好いい、と思う気持ちはわかります。
ですが、その方と自分では置かれた状況は異なるはずです。
なので、格好良くて憧れるなあ、という気持ちはもちろん大事ですが、果たして自分はそういった格好をしていい立場の人なのか、というのは忘れないでいただきたいなと思います。
どうしても胸元をあけたい場合には、そういった仕様のシャツを選ぶ
とはいえ、やはり自分はイタリア系の格好良いファッションがしたいんだ!という方もいらっしゃると思います。
そんな場合は、わざわざシャツの第一ボタンをあけるのではなく、そもそもそういった仕様のものを選ぶ、というのもひとつだと思います。
例えば、オープンカラーシャツやワンピースカラーシャツ、といったもの。
オープンカラーシャツ

少し前に流行りました、開襟のシャツ。
リゾート感は強いですが、胸元がラフにあいていて、カジュアルなスタイルにはうってつけです。
画像はユニクロから適当に引っ張ってきましたので、この画像のものは、タックアウト用、カジュアル用途のものになります。
裾の長さを長く、色味や素材を落ち着いたものにすれば、ビジネスでも問題なく使えるのではないでしょうか。
ワンピースカラーシャツ

襟とシャツの本体がひとつながりになっているもの。
少し襟が高くなり、胸元があくような見た目になります。
少し誇張していますが、新庄監督のようなイメージですね。
こちらもエレガントな雰囲気があって、似合う人にはとてもおすすめできるものだと思います。
こういった選択肢をあえて取っている方は、
あ、この人はこういうスタイルの人なんだな
というのがわかりますから、わざわざ第一ボタンをあけてるんだぜ!というアピールよりもよっぽど潔いと思います。
合わせて読みたい
私のシャツのコーディネート



私の場合は、基本的にシャツのディテールは統一していて、ワイドカラーかボタンダウン。
色はサックスブルーがほとんど。
ノーネクタイの場合は台襟ボタンのみ外します。
私はこれくらい控えめな方が好きです。
まとめ
いかがだったでしょうか。今回は、シャツのボタンの留め方について書いてきました。
シャツ、とひとことに言っても、ボタンの留め方や襟の形など、着こなしによってその人それぞれの個性が大きく出るところだと思います。
自分の「好き」という気持ちはとても大事なものです。
ですが、周りの人からどう見えているか、自分の持っている雰囲気はどうか、という観点も、とても大事な視点だと思います。
ぜひ、この記事を参考に、ご自身のシャツの着こなしについて考えるきっかけにしていただけると嬉しいです。
以上です。ありがとうございました。