今回は、低身長の方向けにネクタイの選び方を書いていきます。
私の身長は167cm程度。平均身長より5cmほど低いことになります。
そうすると、地味に悩むことになるのがネクタイの長さ。
ネクタイは太い方を大剣、細い方を小剣と呼びますが、「基本的には」小剣は大剣からはみ出ないように結びますよね。
ですが、身長が低いと、小剣が長く出てしまったり、ちょうど良い位置で結ばなかったりして、地味にイラッとします。
スタイルのひとつとして、イタリア系の着こなしがお好きな場合、小剣を長くとる方もいらっしゃると思います。
そのため、あくまで「基本的に」としています。

今回は、普通に結んでいるのに長くなってしまうんだよな、という方に向けて書いていきたいと思います。
ネクタイが長く感じる理由
ネクタイが長い
ひとつ挙げられる理由としては、「ネクタイの長さが長い」ということ。
何を当たり前なことを、と思われたかもしれませんが、意外とブランドによって長さが異なるんです。
日本のブランドであれば、だいたい145cm程度。
イタリアなどのブランドであれば148cm程度のものがあります。
たかが3cm、されど3cm。身長に置き換えれば、167cmと170cmで全然違うと感じるはず。
ネクタイもそれくらい長さの影響を受けます。
ちょっと良いネクタイを買おうかな、と紳士服売り場に行った時、海外製のネクタイは「インポート」として高級ゾーンに置いてあることが多いです。
「お、質が良くていいじゃないか!」と買ったものの、なんだか長さが合わない…
そういったことは往々にして起こります。
結び方がプレーンノット
もう一つの理由としては結び方。
一番シンプルでオーソドックスな結び方は「プレーンノット」だと思います。
とりあえず名前は知らずとも、ほとんどの方がこの結び方をしているはず。
・プレーンノット

プレーンノットは定番で間違いないものなので、決して悪い結び方ではありません。
ですが、セミウィンザーノットなど他の結び方と比べて手順が少なく、その分ネクタイが長くなりがちです。
そのため、身長が低い方がこの結び方をすると、一般的な長さのネクタイであっても、小剣が長くなってしまう
ということがありえます。
ネクタイが長いと感じた時の対処法
ネクタイの長さが142cm以下のものを選ぶ
ひとつはネクタイ自身を変えること。
全長が142cm程度(一般的な日本のブランドのものより短め)のものを選んでみてください。
そうすれば、結び方を変えずとも、綺麗に決まると思います。
ここで142cmと具体的な数字を出したのはひとつ理由があります。
それは、普段私が愛用しているAtelier BERUNさんのネクタイの長さが142cmだからです。
こちらのネクタイを買うまでは、私も長さを気にしたことはあまりなかったのですが、
自分には一番合っているな、と感じるようになって、なぜだろう?と考えた時に、「長さが一般的なものより短い」ということに気がつきました。
そのため、ここでは具体的に142cmをおすすめしています。
結び方を「ダブルノット」や「セミウィンザーノット」にする
ネクタイを買い替えるのはちょっと…という方は、結び方を変えるのもおすすめ。
カジュアルな雰囲気がお好きな方は「ダブルノット」
クラシックな雰囲気がお好きな方は「セミウィンザーノット」
をおすすめします。
・ダブルノット

ダブルノットはプレーンノットの2回巻きのような感じで、結び目がやや縦長になります。
2回巻きにすることで、ネクタイの重なりが生まれてこなれた雰囲気になります。
・セミウィンザーノット

それと比べて、セミウィンザーノットは、スーツスタイルに相性の良い、少し堅めの雰囲気がします。
合わせられないわけではないですが、ジャケパンのようなカジュアルな着こなしよりかは、バッチリスーツの着こなしの方が似合うと感じます。
まとめ
いかがだったでしょうか。今回は、低身長の方に向けて、ネクタイ選びのポイントについて書いてきました。
10月に入り、ネクタイ着用の場面が増えてくる頃。
ネクタイの太さや柄については言及する人が多い中、長さについて触れている方は少ないと思いますので、参考になればうれしいです。
以上です。ありがとうございました。