今回は、着こなしのことについて書いていきます。
自由っていい響きですよね。
自由な生活、自由な暮らし。自由な服装、自由な人生。
私たちは何かしらに縛られて生きていますから、どうしても、自由であることに憧れを抱きがち。
でも、あるときから急に「今日から自由にしていいよ」と言われたとしたらどうですか?
きっと「どうしようかな」と悩んでしまう方もいらっしゃるのではないでしょうか。
- どんどん自由になる「服装」
- 自由になって、困る人たち
- 自由化する「スーツ」
- 「自由」なのに型にはめたがる人たち
- 実はスーツには「ルール」が多い
- 「自由」と「責任」
- 自由が一番難しい ならスーツを着よう!
- まとめ
どんどん自由になる「服装」
私は今生活をしていて、特に「服装」に関して、どんどん自由になってきているな、と感じています。
私が今の仕事を始めた頃は、まだまだ服装のルールが根強くありました。
男性はスーツ着用。女性はオフィスカジュアル。制服もありました。
スニーカーはもってのほか。女性であれば明るい色の洋服を着ている方はほぼいらっしゃらなかった気がします。
そこから10年以上が経ち、今周りを見渡していると、ネクタイはおろか、長袖のシャツを着ている男性はほぼ皆無になりました。夏場はみんな半袖です。ポロシャツの方も増えました。
パンツはスラックスからチノパンへ。靴も派手な色味でなければスニーカーでも全く問題なくなりました。
今思えば、ルールというのはこんなにも強制力があったものなのか、と驚きますし、
また、逆にルールがない、ということで人はここまで変わるのだと実感しています。
自由になって、困る人たち
このように、服装が自由になると困る人たちもいます。
例えば、会議のときに、「この会議は服装の指定がないけど、上着はいるの?ネクタイは?」といったような具合で。
ある人は、「別になくてもいいだろう」といい
また別の人は「去年はみんな上着を着ていた」と。
それで、みんなで示し合わせて「よし、じゃあ上着だけ着よう!」なんて決めているんです。
側から見れば、その時間は必要だったんだろうか。好きにしたらいいんじゃない?
と思ってしまうようなことが起こってしまいます。
これは、自由になる前には見かけなかった光景です。
自由化する「スーツ」
もうひとつ、自由になったものといえば、スーツがあります。
昔は、黒、ネイビー、グレー、この3色が基本でした。
ですが今では、ブラウン、ベージュ、カーキのような色味のものを着ていても、あまり珍しくもなくなってきました。
また、ファストファッションでも「セットアップ」も浸透してきたので、上着をロッカーにしまっておいて、必要な時だけ羽織る、というような着方をしている人もいます。
そうすると、たまにジャケットとスラックスの色がチグハグな人や、素材感が違っている人も見かけるようになりました。
このように、ひとことで「スーツ」と言っても色や形、素材にいろいろな違いが出るようになってきました。
もちろん、ファッションがお好きでスーツを着ている方でも、シルバーアクセサリーを一緒につけたり、スーツにローファーを合わせたりと、色々な着こなしの写真を見ることも増えてきましたよね。
「自由」なのに型にはめたがる人たち
自由な着こなしが増えてきているところですが、SNSを見ていたり、生活をしている中で
「え、ジャケット着てないの?」とか
「その着こなしはルール違反ですよ」とか
「そのジャケットにそのスラックスの組み合わせはおかしい」といった批判的な意見を目にすることがあります。
また、「みんなに合わせてジャケット着てきた」というようにあえて周りの人に合わせることもあるでしょう。
そういった場面で、わかるなあ、と思うこともあれば、そうでないこともありますが、
こうやって見てみると、色々と「自由」になってきたはずなのに、何かみんな「型」にはめたがるものだな、と感じます。
実はスーツには「ルール」が多い
先ほどのような意見は、あまりスーツ以外の着こなしでは見かけないように感じます。
カジュアルなファッションであれば、「そのMIXスタイルいいね」とか「それもありなんじゃない?」という空気感があります。
その理由として、「スーツのルール」があると思っています。
実はスーツには色々と決まったルールがあります。
「別々のスーツの上下を合わせない」とか
「ネクタイの長さはベルトにかかるくらい」とか
「アンボタンマナー」
細かなことを言い出せば、キリがありません。
やはり、いくら「自由になった」といっても、そのルールから逸脱したものは受け入れがたい気持ちが働くのだろう、と思います。
「自由」と「責任」
また、どうしてこのようなことが起こるのか、その要因のひとつに「責任」があると思っています。
自由ということは、その選択をした責任は「自分にある」ことになります。
ルールを守らずスーツを着ているのは「無責任だ」と感じたり
責任を負いたくないので、みんなと同じような格好をしたくなったりするのではないでしょうか。
せっかく自由になったはずなのに、結局は「暗黙のルール」だったり「責任」だったりがあるおかげで、着こなしが余計に難しくなってしまった、というのでは、なんだかもったいないな
と感じます。
自由が一番難しい ならスーツを着よう!
結局のところ、自由を求めながらも、ある程度のルールがあった方が過ごしやすい、というのはみなさん実は知っていることなのではないでしょうか。
なので、ここからは宣伝なのですが、ぜひそう感じた方は「きちんとスーツを着る」というのを意識することをおすすめします。
先述のとおり、スーツには着こなしのルールがたくさんあります。
どこまでガチガチに過去のルールを踏襲するか、というのはありますが、
「スーツは上下揃ったものを選ぶ」
「袖や裾の長さはお直しをする」
「ネクタイはきちんと結ぶ」
「靴は革靴を選ぶ」
この4点をしっかり意識するだけで、ビジネスシーンにおける服装の悩みは8割くらい解決するのではないかな、と思います。
「今日はジャケットがいるのかな?」とか
「この服装は変じゃないだろうか?」といった
悩みは一旦落ち着くはずです。
まとめ
いかがだったでしょうか。今回はスーツのすすめ
といった内容になりました。
とりとめもなく書いているので、途中話があっちこっちに飛んでしまってすみませんでした。
自由って難しいよな、とぼんやり考えていたことを言葉にしてみました。
少しでも参考になれば嬉しいです。
以上です。ありがとうございました。