今回は、秋めいてきた今日この頃のコートについて、私の思うことを書いていきます。
だんだんと涼しくなってきた、と思っていたら
もう冬か?と思うくらいに寒い日が続いているので、なかなか衣替えが追いつかない日々を過ごしていますが、
そんな時に重宝するのがコットン素材のコート。
よく、「スプリングコート」なんて呼ばれていますが、春よりも、秋の方が出番があると思ってしまうのは私だけでしょうか。
今回は、そんなコットン素材のコートの代表格である「トレンチコート」についてのお話。
トレンチコート、着る男性少なくないですか?
もはや薄手のコート自体、着る人が少ない現代ではあるものの、
そんな中でも「トレンチコート」を着ている人はさらに少ない、と体感で感じます。
昔の映画なんかだと、俳優さんがガバッと羽織って着ている場面を目にすることもありました。
ですが、最近では、街でもドラマなどでも出番が減ってきているように感じます。
アニメでもルパン三世の銭形警部、くらいしかパッと思いつきません。
トレンチコートは漢くさい?
着る人が少なくなってきているのは、今のトレンドというか、男性の装いが変わってきたのもあるのだろうな、と思います。
最近では、男性でも、レディースの服をファッションとして着たり、ユニセックスなアイテムも増えてきました。
それの是非はさておき、やはりトレンチコート、というのはその流れとは逆ですよね。
どちらかといえばワイルドで男性らしい要素が多い。
元々が軍服から来ているのもあり、ミリタリー要素も多分に含んでいます。
そのため、おしゃれにトレンチコートを着こなそうとすれば、アイテム選びが難しい。
また、選ばれるコートについても、誤解を恐れずに言えば、バーバリーやアクアスキュータム、といった古臭いもの
というよりかは、ファッションブランドの、少し落ち感の強いものをオーバーサイズに
という着こなしの方が人気があるように感じます。
そうなってくると、わざわざトレンチコートを選ばなくとも良くなってくるんですよね。
ステンカラーやチェスターフィールドのような、癖の少ないアイテムが好まれる、というのも理解できます。
私も実際トレンドを意識していた時には、古着でトレンチコートを探すこともありましたが、なかなかに時代感が拭えず手放してしまった経験があるのでよくわかります。
とはいえ、30代以降の男性には触れて欲しい
ここまでトレンチコートの人気のなさについて触れてきましたが、
私は30代を超えてから、その良さに気づきました。
少しずつ「枯れ」を感じるようになってきてから、しっくりくるようになったのです。
コットン素材での粗野な雰囲気、ガバッとラフに羽織って様になる懐の深さ
そして、多少の雨も気にせず過ごせる便利さ
素晴らしいと思いました。
若い頃はコートの雰囲気に呑まれてしまって、苦手に感じていましたが、ようやく歳を重ねて対等に付き合うことができてきたのかな、と感じています。

今年の秋も出番がやってきました。
もし、私と同じように30代以降の方で、何か気兼ねなく使えて、長く使えるコートが欲しいな、と思った方は、ぜひトレンチコートを視野に入れていただきたいのです。

雨の日もへっちゃら
まとめ
いかがだったでしょうか。今回は秋を感じるこの頃、トレンチコートへの思いを記事にしてみました。
写真を見返して思いますが、まだまだコートに負けているな、そう思います。
これからもどんどんと着古すくらいの気持ちで、ようやく60歳くらいで自分のものになりそうな、そんな気がしています。
以上です。ありがとうございました。