今回は、ファッションを含めて、身の回りのアイテムにこだわってみた結果、生活にどのような変化が出たのか
ということについて書いていきます。
多岐にわたる「こだわり」
こだわり
人それぞれ、いろいろなこだわりがあると思います。
例えば、バイクや車に命をかけている方
自分が口にする食べ物にこだわる方
もしくは、「洋服なんて布だぜ」と安価なものしか着ない方
本当に数え始めたらキリがありませんよね。
そんなふうに、私の生活の中でも「ここはこだわってみよう」と実践していることがあります。
私がこだわってみたもの 洋服
まず、私がこだわったのは「洋服」。
昔からファッションが好きだったので、もちろん当時からこだわっていたわけなんですが、最近は
「長く着れるお気に入りのモノ」
という視点にこだわっています。
トレンドからは一歩引いて、私自身が着ていて
「楽しいなあ」「いいモノだなあ」と思えるアイテムを集めるようにしています。
そのようにして、少しずつ変わってきたことがあります。
「質」にこだわるようになった
まずアイテム選びの基準が変わりました。
特に「質」を意識するようになったのですが、
その中でも「厚み」や「目の詰まり」というところですね。
例えば、イタリアの有名な生地ブランドの名前がついて売られているものは、光沢や艶があって、一目見てすぐに「上質だ」と感じるものが多いです。
ですが、デメリットとしては、耐久性が心許なかったり、ケアが欠かせないという点があります。
どうしても、「良いものを探そう」と思うと「パッと見た雰囲気」に釣られてしまいそうになります。
それは確かに「良い」のですが、何十年も一緒に過ごせるか、というとまた別の話になります。
そのため、新品であっても古着であっても、生地に厚みがあったり、目が詰まっていて「丈夫だな」と感じさせてくれるものを求めるようになりました。
結果的に、着るたびに少しずつ体になじんでいくことも合わさって、洋服を着る、ということが、より好きになりました。
私がこだわってみたもの 食べ物
もうひとつ、私がこだわってみたものとしては「食べ物」があります。
こだわった、と言っても「有機野菜しか食べない」とか「菜食主義になった」といったような極端なものではありません。
食べた後に、「美味しかったなあ」と思えるようなものに変えていくようにしました。
例えば、インスタントではなく、豆から挽いて淹れるコーヒーにするとか、お味噌汁は自分で作る
といったことです。
「手間を惜しまなくなった」という表現が正しいかわかりませんが、「腹を満たす」というのをやめました、という表現の方が良いような、なんとも言語化しづらいもの。
きっかけは土井善晴氏
きっかけとしては、土井善晴さんの本を読んだことでしょうか。
自分で味噌汁を作って食べる、ということを徹底的に提案しています。
元々料理自体は趣味であったため、いわゆる「自炊」を元々していたのですが、よりバージョンアップした、そんな感じです。
そういった生活をするようになってから変わったことがあります。
心に余裕が生まれた
食べ物を変えたことで、心に余裕が生まれたように感じます。
さっとお湯で溶いて、インスタントコーヒーを飲むよりも「時間」はかかりますから、そういった意味では「余裕」はなくなったはずなんですよね。
でも、あえて時間を「ゆっくり」かけることで、心の中も「ゆっくり」するという効果があるのかもしれないな、と感じます。
お味噌汁でも同じことが言えますよね。
全然なくても困らないし、インスタントのものも売られていますが、ゆっくり煮立てて火を入れる
そういった時間を過ごすことができるようになったことで、時間を有意義に使うことができている、と感じています。
ふたつに共通するキーワードは「時間」
今回あげた「洋服」「食べ物」のどちらにも共通するものは「時間」だと思います。
丈夫で長く使える服、というのは、「時間」をかけて作られたものが多いです。
そういった洋服を着て「時間」を過ごす
ゆっくり「時間」をかけて料理をした食べ物を食べる
そして、美味しいと感じながら「時間」を過ごす
こだわる事で24時間という決められた時間を自分にとって「有意義に過ごす」ということができるようになった、と言えると思います。
まとめ
いかがだったでしょうか。今回は身の回りのモノにこだわるようになって変わった事について書いてきました。
他にも変えた部分はありますが、今回の2つが一番大きな影響があったように思います。
「こだわる」ことで、全部が全部有意義な時間になる、とは思いませんし、私にはこういったやり方が合っていた、という事だと思いますので、
もしかすれば、「やってみたけど全然充実しなかったよ」という結果になってしまうかもしれません。
ですが、なんでも選び放題で、すぐに手に入る現代だからこそ、あえて何かにこだわってみる、というのは人生のヒントになるかもしれません。
以上です。ありがとうございました。