今回は、細身の人に向けて、洋服の選び方を書いていきます。
私もかなり細身な体型に分類されると思うのですが、意外と洋服選びにおいて困ってしまうことがあります。
周りの方からは「スラッとしているね」とか「体型が変わらなくて良いね」と言われることもありますが、細いには細いなりの苦労があるものです。
体に合う服がない
例えば、太っている人がマイサイズの洋服がないのはイメージしやすいと思います。
ですが、細身の場合もマイサイズがなかなかありません。
大きすぎるんですね。
昨今は「オーバーサイズ」な洋服が長くトレンド入りしていることもあり、
ジャケット、シャツ、コート どれをとってもゆったりとしたものが多く目に入ります。
それはそれで、「ファッション」として楽しむなら良いのですが、
「トレンドに左右されないスタイル」
として捉えると、選択肢から外れることもしばしばあります。
古着もビッグサイズが主流
トレンドも相まってか、古着で洋服を探す時も、大きなサイズであることが多いです。
もともと、海外の方は日本人より体が大きい方が多いので、古着として出回っているもののサイズが大きめ、ということもあると思います。
また、小さめサイズも探せば見つけられますが、新品と同等、またはそれ以上に高価なものも多いです。
こういったところからも、なかなかジャストサイズの洋服を選ぶ、ということが難しいと感じます。
細身の人がやってしまいがちなこと
細身の服を着る
当たり前の話ですが、細身の人は、細身の服が入ってしまいます。
また、先述のとおり、大きめのサイズの服が多く、ブカブカに感じることもあるため、細身の服だと安心するんですね。
気持ちはわかりますが、「入るから」といって、細身の服を選ぶのはあまり得策とは言えません。
スッキリとさせたがる
また、細身の服にも通づるものですが、丈感についても、スッキリさせたがる傾向があります。
例えばスラックスの裾をノークッションやアンクル丈にしたり、ジャケットのラペルを細いものを選んだりと、スッキリとしたものを選びがち。
ブカッとしていると、なんだか子供が大きい服を着ているようで垢抜けない気がしてしまうんですよね。
わかります。
細身の服をスッキリ着た結果
ガリガリのつんつるてんが生まれる
強い表現になってしまいましたが、細身の服を選んでいくと、どんどんと「細い」ことが強調されてしまって、なんだか頼りない
また、トレンドからも外れてしまう
そんなファッションが出来上がってしまいます。
そういったスタイルがお好きな方がいれば申し訳ないのですが、
歳を重ねた男性が、そういった細身のものでまとめるファッションをしている
というのは、どうも格好いいとは思えません。
昨今では、イケオジなどの「老いにあらがう」姿勢が好ましい、という時代ではありますが、私個人としては歳を重ねたからこそ生まれる「エレガント」さの方が魅力に感じます。
細身の人の洋服選びのポイント
ディテールがクラシカルなものを選ぶ
最近では、「モダナイズ」といって、昔の洋服を現代風にアレンジした洋服が多く見受けられます。
そういったものは得てして、襟がコンパクトであったり、着丈がスッキリとしているアイテムが多いです。
パット見は洗練されて見えるのですが、全体をそのようなアイテムで合わせてしまうと、どうも「若い」印象が強まってしまいます。
なので、例えばブランドの定番品、昔からあまり代わり映えのしないようなアイテムを選ぶ、という意識を持つのが良いです。
パンツは細くしすぎず、裾はワンクッション
パンツにしても同様で、あまり細身のものよりは、定番品の方がクラシックなものが多いです。
また、裾をお直しするときは、「野暮ったい」と感じるかもしれませんが、ワンクッション程度余裕がある方が、履いたときのゆとりが綺麗になります。
トップスは肩を落としすぎなければ、多少のゆとりはOK
シャツやTシャツを選ぶ際には「肩」に注意を。
これ以上大きなものを選んでしまうと、肩が落ちてしまいますが、1cm程度までなら程よいゆとりが生まれます。
もちろんオーダーなどできっちり合わせたほうが良いのは良いのですが、
例えば、ブルックスブラザーズの既製品のシャツなどをゆとり感たっぷりに着こなすのも、おじさんの特権だと思います。
まとめ
いかがだったでしょうか。今回は、細身の人に向けて、アイテムの選び方のポイントを書いてきました。
人それぞれ体型の悩みはあるものの、全てが全て、オーダーで誂えるのは、金銭的にも難しいと思います。
ですが、このようなポイントを踏まえることで、より楽しく洋服選びができるようになると思います。
少しでも参考になれば幸いです。
以上です。ありがとうございました。
