今回は、クラシックスタイルとトレンドとの付き合い方について書いていきます。
この記事をクリックしてくださったということは、少なからずクラシックなファッションに興味がある方
また、もう既にクラシックの道に突き進んでいる方もいらっしゃると思います。
洋服を考えるうえで、切っては切れない「トレンド」とそれとは真逆の「クラシック」
このバランスをどう取ればよいのか
今回は、そんなお悩みの方に向けて、私の考え方を紹介したいと思います。
そもそも「クラシックスタイル」とは
最近は「クラシック回帰」なんていう言葉が聞かれ始めてずいぶんと経った気がします。
2〜3年くらい前からでしょうか、
ビッグサイズ、オーバーサイズが主流だった中に
「少し昔のテーラードのような着こなしって格好良いよね」
というような流れが出始めたのがきっかけだったと記憶しています。
スーツスタイル、もしくはジャケパンに革靴、それが基本のスタイルになります。
現代の「クラシック回帰」のトレンドとは
簡単に「スーツスタイル」といっても、年代によって、その雰囲気は全く異なります。
例えば昭和のころのスーツスタイルといえば、こんな感じですが

https://danshi-senka.com/archives/3722
現代的なファッションとしては、こういった雰囲気ですよね。

https://advanced-time.shogakukan.co.jp/24233
もちろんモデルさんも違いますので、一概にどっちが格好良い、という話ではなく
これくらい違いがあるよね、ということが伝わっていれば嬉しいです。
昔のほうが、ゆったりとボックスシルエットな印象なのに対して、
現代のほうが、少し細身で、かつ合わせ方もローファーなどで、少し気の抜けたモダンな印象があるのがお分かりいただけると思います。
同じスーツスタイル、「クラシックスタイル」でも時代でここまで違いがあるものなんですね。
そう考えると
たとえ「クラシックスタイル」といえども
トレンドの流れというのは完全に無視することは難しい、とも言えると思っています。
トレンドを無視すると「コスプレ」になる
例えばこちらの画像は、いわゆる「30s」とよばれるスーツスタイル。スーツの黄金期と言われるそうです。
もちろん、今もこのようなスタイルを好んでいらっしゃる方も多くおられるので、このスタイル自体、いちジャンルを確立していると思います。
ですが、客観的に見た場合、「クラシック回帰だよ!」と、このスーツを着ていたとして、
いいね!となるかと言われると、少し難しいと感じます。
「こういうのが好きな人もいるのかぁ」という印象になるのではないかな、と思います。
このように、トレンドとはまた違った路線を進む場合、ある種のコスプレのように感じてしまう、ということが考えられます。
トレンドを知る、ということは大事
ここまでの話を踏まえて、私としては
取り入れるかどうかは別として、
「トレンドを知る」
ということは大事になると考えています。
ファッションは自己表現のひとつですから、スーツであっても何であっても好きに着て構わないものです。
その一方で、生活するうえで社会、他者とのかかわりは絶対になくなりません。
その中で
「いまのトレンドはこんなふうになっているんだね、でも自分はこのスタイルでいくよ」
というのと
「トレンド?興味ないね、自分はこのスタイルだよ」
というのでは意識は変わってくると感じます。
文化を守る、という視点も大事ですが、社会に合わせて変化していく、という柔軟性も必要だと思います。
もし、中庸をいくなら、「ロングセラー」を
とはいえ、トレンドもよくわからないし、いくつになっても着れる物がいい、古くさくならないものがいい!という方は
「ロングセラー」を手に取ることを意識してみてください。

アクアスキュータムのトレンチコート
昔から変わらない形や製法のものがありますよね。
ジャケットにしても、スラックスにしても
昔から同じものを売っているブランドもあります。
そういったところのものは、悪く言えば「無難」かもしれませんが、長い目で見れば「ずっと使える」ものです。
入れ替わりの波が少ないスーツですら、時代性が色濃く残るものがあるのですから。
「今流行りの最新のスーツ」ではなく「昔からあるスーツ」を選ぶことをおすすめします。
先述の30sのものも、きっと当時は最先端で、これがカッコいいと言われていただったはずなんですよね。
まとめ
いかがだったでしょうか。今回は、クラシックスタイルとトレンドについて書いてきました。
私自身、クラシックスタイルに目覚めてから、色々とヴィンテージの洋服を買い漁ってきました。
そんな中で、時代感が強いジャケットなどは手放してしまいました。
結局手元に残っているのは、無地の昔ながらのニットだったり、コートだったりします。
やはりどんな時代にも使えるもの、というのは長い期間大きく形が変わっていないものです。
また、メガネなどは新しいものをかけることが多いです。
ヴィンテージのものも良いのですが、全身それだと、まだまだ顔や体格が追いついていないためです。
そういった、洋服と自分とのバランスを取っていく、という意識がファッションを考える上て必要になるのではないか、と考えています。
少し長くなりましたが、少しでも参考になれば嬉しいです。
以上です。ありがとうございました。