今回は、考え方について書いていきます。
これは、洋服ももちろんそうですが、生活、生き方全般に関するものになると思います。
ここ1年くらい、私が心がけていることです…
あえて、面倒なことを選ぶ
それは、「なるべく面倒なことを選ぶ」ということ。
ここで言う面倒とは、「面倒くさいな」と思う嫌なこと、というよりは「手間」という方がニュアンスは近いかもしれません。
手挽きのミルでコーヒーを淹れる

例えば、私は最近、豆からコーヒーを淹れることにしています。
インスタントで、お湯を入れればすぐに出来上がるものももちろん常備しているのですが、
あえての「手挽き」ミルを買いました。
ポットにお湯を沸かし、
ガリガリっとハンドルを回して豆を挽いて、
フィルターを敷いたところにお湯を落とす。
時間にして、およそ5分。
一杯のコーヒーのために、5分かけます。
この5分というのが大事なんですよね。
コーヒー豆を挽くミルは「電動」のものがあり、数秒でヴィーンと粉にしてくれるものがあります。
それを使えばもう少し時間は短縮できるでしょう。
ですが、私はこの5分だけ、あえてゆっくりとすることで、コーヒー豆の良い香りに包まれた至高の時間になるわけです。
朝はもちろん忙しい時間で、朝の支度や朝食とバタバタしているなかで、その5分を過ごす
時間で気持ちが整います。
自分でアイロンをかける

他の例でいえば、アイロン。
シャツやスラックスのクリース(線)を入れるために、アイロンがけを自分でやっています。
正直アイロンがけは得意ではないですし、面倒です。
クリーニング屋さんに行けば、クリーニングと一緒にやってくれるようなこと。
それをあえて自分でやる、ということに意味があると考えています。
やっぱりやってみると思いますが、服のシワが伸びて綺麗になっていくのを実感すると、気持ちがいいんですよね。
スラックスにもぴしっとラインが入ると、
「また明日からよろしくね!」
という気持ちになります。
この感覚は、やはりクリーニングに出すと味わえないものです。
革靴を自分で磨く

また、シャツやスラックスと同様、革靴も自分で磨く時間を定期的に取っています。
手持ちの靴をフルでメンテナンスすると、小一時間かかります。
休みの日の自由時間を使い切ってしまうほど。
でもやっぱりそれもそれで充実感があるんですよね。
別に外出するわけでもなく、美味しいものが食べられるわけでもないのですが、「やってよかったな」という満足感が得られます。
靴磨きのお店に持って行って、ピカピカにしてもらうのも、「芸術だな」と感動しますが、自分で磨くのとはまた味わう感覚が違うように思います。
忙しい毎日に、「ゆとり」を作る工夫を
靴磨きは少し特殊かもしれませんが、
コーヒーしかり、アイロンしかり、よくよく考えてみると、一昔前は自分でやることが当たり前だったんですよね。
何も昔のやり方が一番優れている、とか昔の人は偉かった、なんてことを言いたいわけではありません。
ただ、あまりにも便利になりすぎた今この生活において、
強制的に時間を作り出す、自分の中の時計の針が進む速度を落とす、という意味で、
「あえて面倒なことをする」というのは一つの解になるのではないかな、と考えています。
やる前なんかは、「なんで今更こんな事をやらないといけないんだよ」と思うんですが
やってみると、生きている実感というか、「ちゃんと時間を過ごしている」感覚が戻ってくる気がするんですよね。
まとめ
いかがだったでしょうか。今回は、日々の生活のなかでの考え方として「あえて面倒なことを選ぶ」ということについて書いてきました。
私がこのように考えるようになったのは、クラシックなスタイルに興味を持ったからなんですね。
スーツを着なくても良い時代にスーツを着る、というのは結構面倒なことで、
シャツは着ないといけないし、ネクタイも結ばないといけない。
革靴もきちんと履かないといけない。
そして、綺麗に手入れされていないと格好良く見えないんです。
ですが、ポリエステル素材などで、
「洗えて、かつノンアイロンで!」
というものではサマにならないんですね。
そうなってくると自分で綺麗にしないといけない。
アイロンだってかけないといけないし、スーツや革靴もブラッシングしないといけないんですが、
それをやっていくうちに、「この時間もなかなかいいなぁ」と感じるようになってきました。
そうすると、せっかくスーツも着るようになったし(?)コーヒーも自分で淹れてみるか! という具合に、どんどん手間を惜しまなくなってきたんですね。
ですが、全部が全部そうなる必要はないと思っていて、
「自分がそれをしていて満足感があるか」
という視点で選べば良いとも思っています。
現に私は食洗機やドラム式洗濯機をフル活用していますし、
「便利な世の中だなぁ」と文明の利器の恩恵にあやかっている部分も多々あります。
そこの塩梅は人それぞれで良いと思いますし、何が正解だというのも人それぞれです。
なので、この記事のことを真似する必要はありません。読んでくださった皆さんが「これやってみようかな」とひとつでも思えるものがあれば、それで十分だと思います。
以上です。ありがとうございました。