今回は、ものを買う時のコストパフォーマンスについて考えていきます。
コスパ、という言葉が巷で言われるようになって、最近ではもう定番の言葉として定着したように感じますよね。
それとは反対に、最近ではあまり積極的に使われる場面が少なくなってきたようにも感じます。
単に聞き慣れただけなのか、それとも他に変わる言葉が出てきたから(タイパ、なんかもでてきましたよね)なのか、
はたまた、コスパを追い求める余裕すらなくなってきたのか
そのあたりはわかりませんが、
「これはコスパがいい!」という表現は少し勢いが落ちているように感じます。
今回は、コスパを追い求めた先にあるものになにがあるのだろうか、ということを書いていきたいと思います。
コスパの行き着くところに満足感はない
私が常に感じていることは、
「コスパ」=「価格の割に品質がよい」ということであって
あくまで「割に」でしかないということです。
5000円の洋服が、3万円で売られているブランドのものと品質は同等です!
とか
3000円だけど、高級ブランドのアクセサリーのように見えます!
というような感じで、まず「安価な価格ありき」
結局のところ、そのジャンルの中で、品質が良く高価なもので「コスパ良し」と言われているものはほぼ無いと感じます。
また、コスパを前面に押し出しているとき、そこには比較対象があります。
某ブランドの〇〇に見える
というような感じで常に最上位の何かが他にある状態。
なので、結局のところ、手に入れた当初は「お得な買い物をしたぞ」という満足感はあれど、
それを所有し続けて得られる「いいもの買ったな」
という満足感を得られることはほとんどないと考えています。
古着の場合は、価値が上がるから良し?
先ほどの例は、主に新品でものを買う時のイメージですが、古着はどうでしょうか。
最近では、古着も「安くて状態のよいものを手に入れる」という本来のコスパ的な考えから
「お金を出してヴィンテージ品を手に入れる」
というマネーゲームになりつつあると感じています。
当たり前ですが、当時の年代物というのは、日が経つにつれて数も少なくなりますし、状態の良いものであれば、より希少性が高くなります。
私もいくつかミリタリーもののパンツを所有していましたが、古着屋さんで見かけたとき、
購入した当時よりもはるかに高い価格で取引をされているのを見て、衝撃を受けたことを覚えています。
このような場合流行の差はあれど「今が一番安い」という可能性がありますので、
着潰すにしても、リセールにしても古着に関しては、ある意味コスパの良い買い物と言えるかもしれません。
価格が上がる古着も、やはり品質ありき
先ほどの古着の例で見ても、価値の高まっていくもの、というのはやはり品質が良いものが多いです。
それは、ただ単に状態が良い、ということだけではなく
「今では到底やらない技術」や「手にはいらない素材」などで作られているもの。
その当時は、当たり前にやっていたこと、手に入っていたものでも、現代では採算に見合わないとか、できる工場がないとかで、見かけなくなったもの。
わざわざそれを「復刻」するケースもありますが、それなら当時の空気感が残る本物がいいよね
そういう価値の見いだし方ができるものに限られると思います。
そうでないものは、いくら古くても、状態が良くても価格はそこまで高騰しないため、コスパが良くはならないんじゃないかな、と思います。
欲しかったものが、たまたま安く買えた、はアリ?
洋服に関しても
「価格→品質」ではなく「品質→価格」である場合はコスパが良いと言えるかもしれません。
狙っていたものが、たまたまセールで安く買えた
とか
メルカリなどで相場よりも安く買えた
場合は、結果的に「コスパの良い買い物」と言えるかもしれません。
それは元々自分が欲しいと思っていたもの、そのものなわけですから
所有する楽しみもあるし、お金も浮いてWin-Winです。
この場合は、お得感はありますが、あまり「コスパ良い買い物したなぁ」とは言わないかもしれませんね。
そう考えると、元々値段(コスパ)ありきだったかどうか、は大きな違いがありますね。
コスパの良さは瞬間的なもの
ここまでのところを考えると
私としては、コスパの良さは、あくまで瞬間的に感じられる満足感だと思います。
そのため、洋服や家具など長く使う前提のものに関しては、あまり不向きな考えだと感じています。
今、私の身の回りを見渡しても、
「あの時コスパの良さで選んで良かった〜」
と思うものは、ミドルレンジのAndroidスマホくらいかもしれません。
これはたまたま、私の求める機能が、そこまで高価なものでなくても満たせていることが要因の一つだと思います。
ちなみに、買い替えた時に「コスパの良いものを選んでやったぜ!」という満足感はそこまでなく、
「これくらいの機能があれば十分だよね」
という納得感が大きかったですね。
食料品など、すぐ消費するものには相性が良いかも
この「コスパ」と相性が良いものは食品などの比較的すぐに消費するものだと思います。
例えばレモンサワーの素を買って、家で炭酸水で割って飲めば、居酒屋で飲むよりはるかに安く酔えます。
また、自炊できる人であれば、自分で食材を調達してしまえば、好きなものを好きなだけ、好きな時に食べることができます。
こういった食べて、飲んだ瞬間が幸せのピーク、というようなものに関しては、コスパも一考の価値はあると思います。
まとめ
いかがだったでしょうか。今回は、コスパについて考えてきました。
最近、コスパ!と言われなくなってきたのも、もしかすると
「結局のところ、コスパを追い求めて手に入れたものってあんまり後味残らないよね」
ということに、なんとなくぼんやりと気付き始めているのかもしれないですね。
削って削って削った先に、残るものは果たして何なのか。
一度立ち止まって考えてみたいところです。
以上です。ありがとうございました。