今回は、私の所有しているコートを紹介します。
春といえば、コットン素材などの薄手ののスプリングコート。
だんだんと四季の移ろいがわかりにくくなってきていて、夏と冬が印象強いですが、
まだまだ季節のかわり目には、こういうコートがあると便利ですよね
でも、わざわざ新品で買うほどのお金をかけるのはちょっと…
という方に、古着のコートはどうでしょうか、という内容にもしていきたいと思っています。
Aquascutum
アクアスキュータム。
言わずと知れた、イギリスの名門ブランド。
BURBERRYと並んで、トレンチコートの起源とも言われるブランドでもあります。
Aqua(水)とScutum(盾)が名前の由来とも言われており、防水ウール生地や、防水のコットン生地をが評価され、ロイヤルワラントを授与されています。
歴史あるブランドではありますが、日本ではあまり知名度が高くない印象を受けます。
やはり、BURBERRYの方が名前が知られているのか、「アクアなんとか?知らない!」という方も多いのではないでしょうか。
私自身、洋服に興味を持つまでは、見たことも聞いたこともありませんでした。
今では古着市場もかなり活発化しており、ヴィンテージとして出回ることも多いですが、それでもまだ比較的安価に手に入れられるブランドではないかな、と思います。
カナダ製 ステンカラーコート

今回紹介するのはこちら。アクアスキュータムの中でも、1970〜80年代頃まで作られていた、北米市場向けのもの。
日本の古着として手にはいるのは、本国イギリス製、もしくはレナウンがライセンス事業を展開していたころの日本製が多く、カナダ製は希少性が高いものだと思います。
もちろんこちらは古着で手に入れたものですが、当時5,000円くらいだったと思います。
破格ですね。
ディテール
打ち抜きボタンのカジュアルなコート

こちらのコートは、ステンカラーコートになりますが、ボタンが隠れる比翼仕立てではなく、ジャケットのような打ち抜きボタンの仕様です。
ボタンもかなり大きく存在感があり、
そのおかげもあってか、パット見た印象としてはかなりカジュアルな印象になります。
大きめな襟

また、襟もかなり大きめ。
現代的なコートは、どちらかというと襟は小さめにモダナイズされている方が主流でしょうか。
オーバーサイズなものももちろんありますが、それよりもしっかりと存在感がある印象です。
カナダ製のロゴ

こちらはカナダ製のロゴ。「MADE BY AQUASCUTUM IN CANADA」とあります。
ちなみに以前の所有者は「VINCE ZARB」さんのようですね。
冬にも対応!ウールの裏地付き

そして、こちらのコートにはウール生地の裏地がついています。
ブラウンがミックスされたようなオシャレなチェック柄。
起毛感もあってかなり暖かい。
これがあるのとないのとでは、冬場の寒さが全く違ってきます。
ジッパーにより取り外しも可能なので、夏日のような暖かい時には裏地を外し、
冬の寒さが感じられるときには裏地を付ける
という使い方ができるのがとても便利です。
防水性の証明「Aqua5」

そして、もちろん防水性の高さの証しである「Aqua5」表記。
ではあるものの、もう50年は前のコートなので、撥水性は皆無です。普通に染み込みます。
ここにもZARBさんのマジックの跡がありますね。
素材はコットン×ポリエステル
アクアスキュータムのステンカラーコートは、「コットン100%」のものもあれば、このコートのようにコットンとポリエステルが混紡されているものがあります。
どちらが優れているか、というのは人それぞれの考え方があると思いますが、私としてはコットン100の方が好みではあります。
ただ、このコットン×ポリエステルのコートにも良さがあって、それは
ハリ感の強さとシワになりにくさ。
このコートも50年選手とは思えないほど、シワが少なく、ストンと下に落ちているような雰囲気があります。
一度シワになってしまうと取れにくいのがポリエステルの欠点ではありますが、コートという一番体の外にくるもののため、今も良い状態を保てていると思います。
シンプルな後ろ姿

後ろ姿はかなりシンプル。深いベントがあるのみです。
このシンプルさはベルトのあるトレンチコートとはまた違った潔さがありますよね。
コーディネートはこちら



こちらのコートを使ったコーディネートです。
ビジネスシーンでももちろん使えますし、カジュアルなシーンでも、どちらでも使える万能さ
がこのコートの真骨頂だと思います。
私はベージュのトーンを活かしたコーディネートが好きですね。
あと、意識はしていなかったですが、マフラーやバッグなど青系の色の物を合わせるのも好きです。
まとめ
いかがだったでしょうか。今回はアクアスキュータムのカナダ製のステンカラーコートを紹介しました。
私はイギリス製のアクアスキュータムのコートも所有していますが、こちらのコートを着て思うのが、
ボタンの大きさや、ハリ感のある生地感など、ややカジュアルな見た目がイギリス製とは違った雰囲気につながっているのかな、と感じます。
肩線が入っていて、ややかっちりと見えるところは好みが分かれる部分かな、と思いますが、ひとつスプリングコートを持っておきたいという方にとっては、一度検討してみていただいて間違いないコートではないかな、と思います。
以上です。ありがとうございました。