今回は、スーツ、ジャケットの裏地について書いていきます。
最近はかなり暖かくなってきましたが、日によっては3月上旬並の寒さになることもあって、ジャケットがあると安心だな
と思う場面が結構あります。
そんな中、春夏用にジャケットを持っておきたいけど、「背抜きがいいの?」「総裏がいいの?」と悩んでいる方もいらっしゃると思います。
今回は、そんな意外と気になる裏地について考えていきたいと思います。
"夏寄りのジャケット"なら背抜き、それ以外は総裏地
結論、私の中の基準として、
着る季節が
「春から初夏」なら背抜き
「春か秋」なら総裏地
という考え方です。
春に着るジャケットとして売られているものは
ちょっと汗ばむ「春夏」向けのものか
ちょっと寒い日の「春秋」向けのものかに大きく分かれています。
例えば、青みの強いジャケット(ブルーやサックスブルー)などは、どちらかというと「春夏向け」のものが多いです。

こういう雰囲気のものですね。
やはり明るい色味のものは、秋冬よりは明るくなってくる春夏の季節に向いています。

逆にこういったもののように、ダークトーンのもの(ダークネイビー、ブラウン)などは夏には少し重く感じてしまうので、
軽めの生地であったとしても「秋冬向け」と言えます。
もちろん、グレーやネイビーといったどんな季節にも合わせられるものもありますが、
なんとなく
「これはちょっと寒いかな」「これは暑苦しいかな」という直感的な感覚でイメージしていただければと思います。
さて、話は裏地に戻りますが、こういった感じでジャケットによっても、得意な季節が分かれますから
春夏に着るものは、秋冬には着ないと決めてしまって、思い切って「背抜き」を選ぶのもアリだと考えています。
背抜きを選ぶ時の注意点は
ガンガン使えるものではない
私が「背抜き」のジャケットを春夏のジャケットに限定しているのには理由があります。
それは耐久性。
ジャケットの裏地があることによって、汗をかいても表の生地に直接触れることを防いでくれます。
背抜きの場合は、名前の通り背中の裏地がありませんから、汗をかくと生地が痛みやすくなってしまいます。

また、背抜き仕様で作られているジャケットの生地は、もちろん春夏を想定していますから、薄手のものが多いです。
そうなってくると、どうしても総裏地で作られているジャケットに比べて耐久性に劣るものが多くなるので、毎日ヘビーに使うようなそういった使い方には向かないものだ
ということは頭に入れておく必要があります。
暑さが格段に変わるわけではない
もう一点、背抜き仕様のジャケットの盲点としては
「暑いことは暑い」という点が挙げられます。
いくら薄手で通気性が良い生地だからといって、それは"一般的な生地のものに比べて"ということに過ぎません。
なので、ジャケットを着る時点で「普通に暑い」です。
なんとなく、風が通る気がする…
体感としてはその程度のもので、過度な期待は禁物です。
ポリエステルは汗がこもる
これは素材に関することで、背抜き、総裏どちらにも言えることですが、
裏地が「ポリエステル」のものは思いの外汗がこもる感じがします。
なので、「背抜きなのに何故か暑い」
と感じる要因としては、裏地の素材にもひとつ理由がある場合があります。
もし選べるのであれば、「キュプラ」をおすすめします。
それでも見た目の軽やかさが欲しい時もある
今までの話の中で、「背抜きにしてもメリットないじゃん」と思われた方もいらっしゃるかもしれません。
正直なところ、私も「これ、背抜きにすれば良かったなぁ」という場面はほとんどありません。
ですが、やはり夏が近づいてきた日にコーディネートを考える時に、
「軽やかな雰囲気が欲しいなぁ」という場面があります。
そういった時に、背抜きのリネンジャケットや三者混のジャケットなど、軽い生地のジャケットを選びたくなるんですよね。
機能面よりも見た目、着心地の軽やかさを優先したい、そういう場面です。
なので、割合としては8:2くらいで総裏地のものと背抜きのものを揃えるのが理想だな、と考えています。
まとめ
いかがだったでしょうか。今回は春夏のジャケットの裏地について考えてきました。
日本で売られているジャケットはイタリア、特にナポリの雰囲気がするものが人気なので、「背抜き」のものの方が目にする機会は多いかもしれません。
ですが、個人的には日本の気候を考えると、湿気も多く、汗もたくさんかくので、
そればっかりというのはどうなのかな、と感じています。
なので、背抜きのジャケット自体がダメなわけではないのですが、選ぶとすればある程度手持ちが揃ってからのほうが良いのではないかな、と感じています。
ひとつの意見ととして、ジャケット選びの参考になれば嬉しく思います。
以上です。ありがとうございました。