今回は、革靴について書いていきます。
皆さんは"ガラスレザー"と聞いてどんなイメージがありますか?
安物の靴だよね。
人によってはそのような評価をされている方もいらっしゃると思います。
確かに、安価な価格帯のものでよく見かけることや、高級なブランドでは、革質の良さを売りにすることが多く、その風合いを損なう事につながることから
ガラスレザー=安価
というイメージがついてしまっているように感じています。
実際に私も革本来の質感が好きなので、どちらかといえば優先度としては低くなる傾向にあります。
ですが今回は、そんなガラスレザーの靴で、しかも高級なものって実際どうなの?
という点について、私の経験をもとに考えてみたいと思います。
高級なガラスレザーの代表 Church's
"高級なガラスレザー"と聞いてパっとイメージされるブランドはチャーチだと思います。
厳密には「ポリッシュドバインダー」と呼ばれていますが、樹脂コーティングされていることから広義の"ガラスレザー"と考えます。

実際にこれは私の所有する靴ですが、靴全体にコーティングが施され、光沢があるのがお分かりいただけると思います。
このコーティングのおかげで水を弾くため、雨に滅法強いのが特徴です。
こういったコーティングの施された靴は巷にたくさんあるので、この靴は色が特徴的ですが、もし黒だったら一目で見分けをつけるのはかなり難しいと思います。
高級なガラスレザーは何が違うのか
シワの入り方が違う
では、高級なガラスレザーはどう違うのか
というところですが、
シワの入り方が細かい事だと思っています。

こちらはアップの写真です。左足がかなり深くシワが入っているので申し訳ないのですが、シワのひとつひとつが細かいんですよね。

こういうものと比べると分かりやすいでしょうか。

実際に履いたものと見比べていただけるとなんとなく伝わるかと思います。
元々の革質が良い
この差はやはり元々の革質に違いがあると感じています。
実際に靴作りの現場を見た事はありませんが、やはり1万円の靴と10万円の靴では素材が違います。
革質も良いものを使っていると思いますし、コーティングの薄さもそうでしょう。
長く履いてきたものほど、並べてみると明らかに違いが分かるようになります。
その他の部分の造りも良い
もうひとつは、これは革質うんぬんよりは、造りの部分の違い。
高級な靴というのはその分手間がかかっています。
例えばこちらの靴であれば、革靴のフォルムやステッチの細かさ、堅牢なソールといった部分で造りに違いを感じます。
革靴において、革の雰囲気や質というのは見た目に大きな影響がありますが、それ以外の要素というのもとても重要です。
だからこそ、例え"ガラスレザー"であったとしても、全体的な雰囲気や存在感というのが十分に発揮されていると感じます。
機能的には大きな差はない
見た目の点では値段相応の差は感じることができますが、機能面においては差はないと感じています。
ガラスレザーであれば、もちろん雨は弾きます。
造りの部分で雨の侵入のしやすさや、蒸れやすさなどが変わることはありますが、
"ガラスレザー"だからどうこう、というのとは少し異なると考えています。
そのため、価格差というところを考えた時に、昨今の高騰を踏まえると、
正直なところ、どこまでお金をかけられるかは悩みどころだと思います。
でもやっぱり魅力はある
そうは言っても、やはり魅力があって隠れた?ファンも多いというのは納得できます。
同じ価格であれば、希少な革の靴や、他のブランドの靴も視野に入りますし、下手をすればオーダーもできるかもしれません。
ですが、無骨なのに高級感が感じられる
高級感があるのに、悪天候でもガンガン使える
というギア的側面の格好良さ込みで欲しくなる
そういった靴だと感じています。
多くの人には気付かれないかもしれないけれど、わかる人にはわかる。
そういうニッチな欲を満たしてくれるのが高級なガラスレザーの良さだと思います。
まとめ
いかがだったでしょうか。今回はチャーチの靴を参考に、"高級なガラスレザー"靴について書いてきました。
実際に私の所有する靴のなかでも異端で、雨の日用としての活用がほとんどではあるものの、
その唯一無二な雰囲気がなんだか気に入っている。
そういう守備固め的な存在です。
なかなか新品では手が出ないかもしれないですが、もし機会があるのなら、一度手に取っていただければ、この良さが伝わるのではないかな、と思います。
もし手に入れられた方がいれば、
履き始めの頃よりしばらく履いたほうが良さが伝わると思いますので、スルメのような感覚でじっくり長く楽しんでいただけたら嬉しく思っています。
以上です。ありがとうございました。