今回は、買い物のコツについて書いていきます。
ずっと長く使えるものが欲しい、そう思って買い に行ったはずなのに、なんだか飽きてしまった。
今日はこれしか買わないぞ!と心に決めていたのに、気づいたら紙袋を両手いっぱいに抱えていた。
安い!と思って飛びついたものの、結局あまり使わずにタンスのこやしになってしまった。
かっこいい!と思って買ったものの、いざ着てみると合わせにくい。
はい。全部私ですね。みなさんも心当たりがあるのではないでしょうか。
失敗のたびに反省して、少しは上手くなったはずなのに、なかなか思うようにいきませんね。
そんな私ですが、最近「これを守ればあまり失敗しないな」というエピソードがあったので、紹介します。
餅は餅屋
もう昔からある例えですね。
餅は餅屋がついたものが一番美味しい。
専門家に任せるのが一番良い、ということわざです。
最近は回り回ってこの言葉の凄さを噛み締めることが多いです。
髪は床屋
散髪について。
私はファッションに傾倒していた頃は「美容院一択」でした。
今は「床屋一択」です。
美容院に通っていたころは、パーマをあて、肩くらいまで伸ばしたり、トレンドに合わせてツーブロックやセンターパート、色々やりました。
担当していただいた方とは3年近くのお付き合いでしたから、とてもうまく要望に応えてくださいました。
ですが、「バーバーカット」になると、なかなかうまく注文の意思疎通ができない。
思ったシルエットにならなかったり、髪がはねてしまったり。
「これは心機一転、お店を変えてみよう」と赤青白がくるくる回る看板のところに数十年ぶりにお世話になることに。💈
これが正解でした。
「バーバー」カットの名前のとおりでしたね。
床屋さんだと一発で理想的な髪型にしてもらうことができました。
美容師さんと理容師さんの違いを身をもって知った体験でした。
豆は豆屋
最近私はよくコーヒーを飲んでいます。
今まではさっと飲めるインスタントばかりだったのですが、「おうち時間にこだわりたい」
という思いから、ミルで豆を挽いてコーヒー淹れることが増えました。
初めは何もわからなかったので、近くのスーパーやカルディなどのコーヒー豆を使っていたのですが、家の近くにコーヒー豆をその場で焙煎して販売してくれるお店がある
とのことで行ってみることに。
全然違うんですね☕️
豆を挽いている時から良い香りがたってくるんです。
飲んでみると、コーヒー本来の甘味や酸味、フレーバーなど、今まで飲んでいたのはなんだったのか。
と思うほどの感動でした。
お値段はそれなりにお高いので、毎日ガブガブ飲むことはできませんが、週末のひとときが、ほっと落ち着けるものに変わりました。
メガネはメガネ屋
何を当たり前な、と思われたかもしれませんが、ここでいうメガネ屋とは全国チェーンの格安店ではなく、メガネを専門に作っているブランドと読み替えてください。
ファッションブランドが展開しているメガネやサングラスは、ブランドロゴなどが入っていて格好良いです。
デザインもやはりファッションを意識したものが多く、かけていて一目惹かれるものが多いのも分かります。
ですがファッションとしてではなく、「メガネ」として使うならやはり長時間着用していると負担が大きいです。
私も過去いくつか買っていましたが、鼻が痛くなったり、目が疲れたりするんですよね。そうすると着けたくなくなります。
そこからは「きちんと調整してくれる店員さんのいるメガネ屋」で選ぶようにしています。
やはり「ストレスフリー」なことはこんなにも快適なんだなあ、と感じる一幕です。
服は服屋?
ですが、「服は服屋」ではいかないところが難しいところです。
今での話を踏まえて、よし「服は服屋」だ!
とセレクトショップやファストファッションブランド、古着屋などに行ったとしましょう。
服を買って着替えて、さてお洒落になれるか、と言われると難しいんですよね。
服はトレンドやスタイル、好みの幅が広すぎて、適切な提案を受けることが難しい。
お店や店員さんによっても変わってきますから、それが自分とマッチするか、という点も考えないといけません。
そこで、私の中で、失敗しない買い物のためにひとつ基準としていることがあります。
餅屋を細分化する
それは「アイテムごとの餅屋を探す」こと。
例えば、ジャケットならジャケットを専門で使っている(た)ブランド。
ジーンズならジーンズだけを作っている(た)ブランド。
探せば意外と見つかるものです。
一例ですが、ジャケット専門でいえばRING JACKET
デニムならリーバイス、といった具合です。いわゆる「専業」のブランドですね。
そういったブランドのアイテムは「餅」だけで勝負できてきたものですから、完成度が高く、満足度も高い。
色々と手広く展開しているブランドのものと変わらない価格で、それ以上のクオリティであることが多いです。
なぜ専業ブランドが良いのか
・熱意がある、魂がこもっている
なぜ、そういった専業ブランドが良いのか。
それは熱意が感じられるからだと思います。
専業ブランドに限ったではありませんが、ブランドも創設者がいた頃が1番熱が入っていると思っています。
例えばスティーブ・ジョブズがいたころのiPhone
マルタン・マルジェラがいたころのマルジェラ
など、やはり現行とは雰囲気が違うと思います。
そのように、やはり今は手広くファッションアイテムを展開しているブランドも、元々は何かに「特化」していた頃があるはずです。
「特化」を続けているブランドのもの、というのは
熱意や魂が受け継がれているな、と感じるものが多くあります。
そういったアイテムを選ぶことで、クローゼットにかかっているときも、着ている時も
いい服だなあ、良いアイテムだなあ、と感じることができます。
先ほども挙げたRING JACKETのジャケットもそうですし、沖縄でダブルボランチの國吉さんに作ってもらったジーンズ、Sartoria Raffanielloのスーツなど、私の中ではいい買い物だったな、とずっと思うことができています。
まとめ
いかがだったでしょうか。今回は失敗しない買い物のコツについて書いてきました。
ファッションに視点を置いて考えてきましたが、この「餅は餅屋」という考え方は、どんな場面でも活用できると思います。
食べ物でも良いですし、家具、車、なんにでも応用できます。
ぜひ、アイテム選び以上に「餅屋」選びにこだわってみてください。
以上です。ありがとうございました。