今回は、夏のスタイルを代表する素材、リネンについて、特にビジネスの場面においてどうなのか、を実際の体験からレビューします、
参考になれば幸いです。
リネン素材
亜麻という素材から作られる繊維のこと。種からとれる油は亜麻仁油として使われていますよね。
日本ではまとめて麻、と呼ばれていますが、厳密には定義が違うようです。
ここでは、伝わりやすさを考慮して、まとめてリネンと呼ぶことにします。
マーガレットハウエルのリネンシャツ。休日のカジュアルファッションの定番です。
リネンのハンカチを愛用中です。白くて清潔感があって、とても便利です。
リネン素材の特徴
メリット
吸水性、速乾性がよい
リネンの特徴としてよく話題に上がるのは吸水性、速乾性の良さ。
綿の4倍の吸水性があると言われています。
また、繊維の中が空洞のため、速乾性も高いです。
抗菌性がある
リネン素材には抗菌性があると言われています。
また、ペクチンという食物繊維の効果で汚れにくくなっています。
保温性がある
意外ではありませんか?涼しいイメージのリネンですが、保温性もあるようです。繊維の中が空洞のため、空気を溜め込む効果があります。熱気を取り込んだり、溢れた分は放出して、内側の温度を一定に保ってくれます。
デメリット
縮みやすい
熱に弱く縮みやすいです。お湯で洗ったり、乾燥機にかけるとみるみる縮んでしまいます。
シワができやすい
シワはとてもできやすいです。シャツなどの屈折部分は細かなシワがすぐにできます。
保温性がある
メリットでもありますが、デメリットにもなります。保温性があるので、場合によっては暑く感じることも。
リネン素材を着ると涼しいのか
リネンシャツの場合
コットンよりは過ごしやすい
私の感覚としては、綿のものよりも涼しく感じます。
触った瞬間のひんやりした冷感もあるので、コットン素材のシャツよりは過ごしやすいな、と思います。
さらりとしていて乾くのが早いので快適
暑く感じるとかもありますが、その暑さは持続しません。
乾くのが早く、さらりとした風合いなので、室内に入ってしばらくすると、汗をかいていたのを忘れるくらい快適です。
見た目にも涼感が生まれる
これは着ている本人よりも、周りの人から見た印象ですが、コットン素材やポリエステル素材のものより見た目に涼しく見えます。
また、程よいリラックス感があり少し砕けた雰囲気になります。
雨の日など湿度の高い日は流石に暑い
ですが、やはり雨の日など湿度の高い日は歩いているだけでも暑く感じます。
やはりリネン素材の特徴である保温性によって、暖かさが保持されるのもあるのかもしれません。
リネンスラックス(トラウザーズ)の場合
かなり涼しく感じる
ユニクロのエアリズムステテコと組み合わせれば最強です。
ほぼべたつきを感じず快適に過ごせます。
ウールのフレスコ素材やコットン素材も良いですが、涼感の差は歴然です。
歩くたびに風が通る
リネンスラックスの良いところはゆらめく雰囲気。
太めのものを選べば、歩くたびに風が通るので、涼しく感じます。
ビジネスに合わせられるか
自身の業種をよく考えて
リネン素材のシャツ、スラックスをビジネスに合わせられるかは、仕事によるかもしれません。
お堅い仕事の方や、営業などの方は、少しリラックス感が出てしまうところが悪く働くこともあると思います。
個人的にはアリ!
個人的には大いにありだと思っています。
今は昔ほど服装の規定も厳しくないことが多いと聞きますし、夏でもポリエステルの通年のスーツやシャツなどを着て、汗をダラダラと流している姿を周りに見せるよりかは、素材に工夫をして、涼を取っている方がよっぽど良いと思います。
リネン素材の扱いの注意点
タイトすぎるものは避ける
リネンはコットンなどと比べて伸縮性がなく、場合によっては裂けてしまうことも。
タイトだといくら涼しいとはいえ体にまとわりついてしまうので、ゆとりのあるアイテムの方が良いです。
シワには気をつける
リネンシャツなどを洗いざらしで着るのは雰囲気があり、とても素敵です。
私もシャツの場合はアイロン掛けしないこともありますが、スラックスはアイロンをかけた方が良いです。
クリースがついていないとカジュアルすぎて見えますし、アイロンをかけないと、どうしてもシワシワになってしまいます。
ビジネスの場面では、面倒ですが、アイロンをかける方が格好良いと思います。
コーディネート
リネン素材を使ったコーディネート。
シャツもトラウザーズもリネンの時もあります。
まとめ
いかがだったでしょうか。今回は、夏の素材、リネンについて書いてみました。
私も昔はシワが嫌で敬遠していましたが、一度着ると病みつきになってしまいました。
ぜひ、夏に向けて皆さんもチェックしてみてください。
以上です。ありがとうございました。