今回は、中古で手に入れたタニノクリスチーのローファーを修理に出してみたので、紹介します。
先日、中古で革靴を買うことについて記事を書きましたが、
実際リペアってどれくらいかかるの?という方の参考になれば幸いです。
リペアに出したお店は乃屋(のや)さん
いつもお願いしている信頼できるお店です。
乃屋
大阪市にある靴のリペアショップです。
奈良の革靴、KOTOKAの靴を試し履きできる数少ないお店です。
ご夫婦で経営されていて、大変丁寧な対応でいつもお世話になっています。
屋号の由来は接続詞の「の」のように「私の」「私だけの」「あなたの」「あなただけの」というのうな店舗とお客様を繋ぎたい、という信念から生まれたとのこと。
リペア前はこちら
リペア前の状態はこちら。
サフィールのレザーローションで汚れ落としと保湿をしたところの場面です。
かなり格安で手に入れたこともあり、全体的にダメージが目立ちます。
特に気になるのは踵部分。おそらく靴べらを使わずに脱ぎ履きされていたのでしょう。ボロボロになっています。
そして中敷はブランド文字が見えなくなるくらいまで履き込まれています。カチカチです。
ソールはビブラムのハーフラバーなどが貼られていて、そこまで減りがないところを見ると、リペアの必要は今のところなさそうです。
爪先にもダメージがあります。
とはいえ革質はかなり良いものだったんだろうな
と感じるアッパー。サッと手入れしただけでも風格を感じます。
今は亡きメーカーですが、いまだに人気な理由は頷けます。
今回は郵送で依頼することにします。
リペアの内容
修理でお願いした内容は以下のとおりです。
・踵のパイピング+カウンターライニング補修 7,700円
・中敷の取替(フルソック ヌメ革)3,850円
1万円くらいで収まるといいな、と思っていたので、概ね予算通りです。
リペア後はこちら
リペアから戻ってきた状態がこちら。
踵部分も綺麗になって帰ってきました。
滑り止めのレザーが当てられています。
中敷きもヌメ革でフルソックに。綺麗に見違えりました。
こちらは交換された中敷き。
かなり使い込まれていたのがわかりますね。
リペアの感想
想像以上に綺麗になって帰ってきてくれました。
アッパーはかなり年季が入っていますが、おかげさまで、まだまだ履いていけそうです。
まとめ
いかがだったでしょうか。今回は中古靴の修理について紹介しました。
乃屋さんは、事前のメールでのやり取りもとても丁寧で、本当に綺麗に仕上げてくださるので満足度は高いです。
修理の値段だけで下手なローファーであれば買えてしまうくらいにはなりますが、やはり良いものを直しながら長く使う、というのは自分の性格に合っているなと感じます。
修理しながら長く使っていくことの良さが少しでも伝われば幸いです。
以上です。ありがとうございました。